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(n) bazooka =========================== ・ バズーカ : [ばずーか] (n) bazooka, (n) bazooka ・ バズーカ砲 : [ばずーかほう] (n) bazooka ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 砲 : [ほう] 1. (n,n-suf) gun 2. cannon
バズーカ()は、アメリカ合衆国で開発された携帯式対戦車ロケット弾発射器の愛称である。 第二次世界大戦で使用された60mm口径型と、朝鮮戦争以降使用されるようになった89mm口径型がある。アメリカ陸軍における名称は各モデルともRocket Launcher(ロケット発射器)で、例えばM1バズーカの制式名称はRocket Launcher, M1(M1ロケット発射器)である。また、89mm口径型はスーパーバズーカ(Super Bazooka)の愛称でも呼ばれた。 戦後アメリカから西側諸国に多数が供与され、携帯対戦車ロケット兵器の代名詞的にもなったため、以来同様の対戦車ロケット弾発射器や無反動砲を一般名詞的に「バズーカ」と呼ぶこともある。 日本では「バズーカ砲」などとも呼ばれるが「砲(ガン)」ではなく、薬室を持たない「噴進弾発射器(ロケットランチャー)」に分類される。 == 概要 == 1942年、陸軍武器科士官のエドワード・ユールとレスリー・A・スキナー大佐(Leslie A. Skinner)が共同で開発した。また、個人携行の対戦車ロケット発射器というコンセプト自体は第一次世界大戦中にロケット兵器の研究を行っていたロバート・ゴダード博士と博士によって提唱されたものである。ゴダードは1920年代から別のプロジェクトに着手していたが、ヒックマンはロケット兵器部長として1940年代のロケット兵器開発を主導し、バズーカ自体の開発にも携わっている。 使用方法は射手が肩に担いで構え、装填手が後部からロケット弾を装填、ロケット弾から伸びた電線をバズーカ本体の電極に接続。発射準備が完了したら、後方爆風を浴びない位置に移動し射手の鉄帽を叩いて合図、敵(主に装甲戦闘車両やトーチカ)を攻撃する。ロケットの燃えカスが射手の顔面に吹き付けるため、初期には防毒面と手袋着用で発射されたが、後にディフレクター(ラッパ状に広がった覆い、初期には金網製の笊型)が筒先に取り付けられた。 バズーカ型ロケットランチャーの外見は無反動砲と非常に類似しており、後方爆風が発生するため発射器や砲の後方に物や壁があってはいけないことと、仰角を付け過ぎると射手後方の土砂などが吹き飛ばされ危険なこと、バックブラストによって巻き上がる土煙で射手の位置を容易に特定されてしまうなどの運用面の弱点が共通する。また、ロケット弾の発射と同時に後ろから燃えカスが出るのも難点の一つで、前後に爆風がおき、なおかつ狭い場所では自分自身や仲間が大怪我をする恐れがあった。しかし、バズーカは砲身内部にライフリングが刻まれておらず推進薬で加速・自力飛翔するロケット弾を撃ち出す「発射器(ランチャー)」であるのに対し、無反動砲弾は高速で後方に噴出する燃焼ガスで反動を相殺する(作用・反作用の法則)火薬発射型の「砲」であるという点で異なっている。初速の遅い砲弾でも高い装甲貫通力を発揮させる成型炸薬弾頭(HEAT)が実用化され、当時の戦車に対して非常に有効な歩兵用携行火器となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バズーカ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bazooka 」があります。 スポンサード リンク
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