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バッキュリデス ( リダイレクト:バッキュリデース ) : ウィキペディア日本語版 | バッキュリデース
バッキュリデース(, 、紀元前520年頃 - 450年)は古代ギリシアの抒情詩人である。長母音を省略してバッキュリデスとも表記される。古代ギリシアの9歌唱詩人の一人に数えられる。ディオニューソスの神話をうたった『ディテュランボス』(ディオニューソス讃歌)に加え、多数の祝勝歌で知られる。 == 生涯 == バッキュリデースはケオス島で紀元前520年頃に生まれたとされる。抒情詩人シモーニデースの甥であった。彼はシュラクーサイの僭主ヒエロン(1世、Hiero I of Syracuse)の元に、シモーニデースやピンダロス同様に、客として滞在していたと考えられる。ヒエロンの宮廷において、ピンダロスと彼は敵対関係にあったとも伝えられているが、後世の伝記作者の創作と考えられる。 その作品はヘレニズム時代を通じて、紀元5世紀頃まではよく知られていた。例えば、ローマ皇帝ユリアヌスは彼の作品を読むことが何よりも喜びであると表明していたと伝わっている〔''Classical Dictionary'' p. 230, /Bacchylides/〕。しかし西洋中世を経て、彼の作品のほとんどが湮滅してしまい、断片の形でしか伝わっていなかった。ところが、1896年にエジプトのヘリオポリス・マグナ(現在の El-Ashmunein )でほぼ完全な形の『祝勝歌集』と『ディテュランボス』の前半部分が発見されたことから、その作風を確認することが可能となった〔loc. cit.〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バッキュリデース」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bacchylides 」があります。
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