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バッキー事件(バッキーじけん)とは、ビデオ制作会社「バッキービジュアルプランニング」によるAV女優や素人モデルに対する強姦致傷事件。 == 経過 == 2004年6月下旬、バッキービジュアルプランニング(以下バッキー)は東京都豊島区の居酒屋でAV女優に薬物(脱法ドラッグ)を吸わせ、同区西池袋のマンションに連れ込み猥褻行為を撮影しながら肛門に浣腸器具を挿入、器具を破裂させ直腸穿孔、肛門裂傷により全治4ヶ月の重傷を負わせた。処置が遅ければ死亡していた可能性もある悪質な犯行であり、警察が動くこととなった〔井川楊枝 『封印されたアダルトビデオ』 彩図社、2012年、174頁によると、「人工肛門を付けざるを得ないほどの後遺症」と言われている。〕(直腸穿孔の40%は手術後死亡すると言われている)。12月16日、上記の疑いで、栗山龍(本名・栗山竜)代表、H責任者ら8人が強制わいせつの疑いで逮捕された。 この会社は以前から監禁、陰毛焼き、水責め、強制飲酒を含む暴行系ビデオを大量に製作し、さらに「監禁友の会」を発足してDVD購入者を対象とした撮影参加エキストラの公募を行っていた。いずれも撮影の詳細について女優には殆ど知らされずにこうした暴行ビデオの撮影が強行されていた〔女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』第161号 、162号 、164号 。〕。 逮捕された関係者は証拠不十分で処分保留のまま釈放されたがこの事件以降、池袋署の組織犯罪対策本部が本腰をいれて、バッキー壊滅に向けて動き出すことになった。バッキーに出演した女優が次々と警察の説得で被害届を提出し、2005年3月には関係者らが再び逮捕される。撮影スタッフに罪をなすりつけていたとされる代表の栗山龍も2006年2月に強姦致傷容疑で逮捕・起訴された。 主犯とされる会社代表・栗山龍と監督の男は東京地方裁判所に起訴され、2007年10月5日には栗山龍の論告求刑公判が開かれた。論告では、軽いレイプものの撮影であると偽り、違法薬物や睡眠薬を飲ませ、一人の女性に対し2、30人で暴行を加えたり、手足を縛り顔を水中に沈めたりするなどの暴行を10時間以上に渡り繰り返し、演出の度を越えた暴力の実態が明らかになった。被告人に反省の色もみられず情状酌量の余地はないとして検察は懲役20年を求刑したが、その際も被告人はうすら笑いを浮かべていたという。 2007年12月19日、東京地裁は栗山龍に対して懲役18年の判決を言い渡し、その後二審の東京高等裁判所も同様の判決を言い渡した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バッキー事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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