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電気機関車(でんききかんしゃ)は、電気を動力源とする機関車のこと。 EL (Electric Locomotive) や、電関(でんかん)、電機(でんき。日本国有鉄道(国鉄)での電気機関車の略称)とも呼ばれる。 == 概要 == 電気機関車は電化区間において架線などの外部電源から電力を受電し、その電力を電動機(モーター)で動力へ変換し走行する。電気機関車が動力装置を持たない客車や貨車をけん引する列車の運転方法を動力集中方式という。これに対し、列車の複数の車両に動力装置を分散させる電車は動力分散方式という。それぞれの方式の得失は当該の項目を参照。 蓄電池を動力源として用いる車両は、通常、蓄電池機関車と呼ばれ区別される。また、電動機で駆動する機関車のうち、電気式ディーゼル機関車やハイブリッド機関車も電気機関車には含まない。 電気機関車はディーゼル機関車や蒸気機関車のように燃料を積載する必要はなく、その余裕を車体寸法と重量の低減や、出力の増大に充てることができる。また、運転時に煤煙や排出ガスを出すこともないため、車内環境、沿線環境が改善される。一方、蓄電池式電気機関車という例外があるものの、電化路線でしか運用できず、電化設備の維持のため大きなコストがかかる。 一般的な旅客電車は洗車機での車体洗浄が可能であるが、電気機関車は車体側面に機器冷却用の通風口があり、それらからの不必要な水の浸入による機器への悪影響を避けるため、作業員によるモップを使用した手作業となっている。 なお、日本におけるその推移については日本の電気機関車史を、個々の車両形式については日本の電気機関車一覧を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「電気機関車」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Electric locomotive 」があります。 スポンサード リンク
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