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ババロアまたはバヴァロワ()は、プディング状の洋菓子の一種。 == 概要 == 「バヴァロワ」はフランス語で「バイエルンの」を意味する形容詞で、ドイツのバイエルン王国(バヴァリア)の貴族のためにフランス人のシェフが考案した物〔吉田菊次郎『万国お菓子物語』、晶文社、1998年、pp76-77〕とも、1815年にアントナン・カレームが〔マグロンヌ・トゥーサン=サマ『お菓子の歴史』吉田春美訳、河出書房新社、2005年、p22〕バヴァリア地方にあった温かい飲み物を元に考案したとも言われる。チーズは入っていないが、当時はフロマージュ・ババロアと呼ばれた。また、作るにあたってカスタードクリーム(クレーム・アングレーズ)を用いるのも特徴である。 類似したものにムースがあるが、これは泡立てた卵白や果汁を自然に固めたものであり、ゼラチンを用いるババロアとは異なる。概してムースの方がふんわりと軽い食感があり、これに対しババロアは、使用される卵黄や乳製品の風味が直接に伝わる食感をもつ。また別の素材との組み合わせ例が多いムースとは別に、ババロアは概ね単独で味わうものである〔大森由紀子 『フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来』 89頁 世界文化社〕。 日本でも普及し、苺やバナナなどの果物、抹茶、紅茶などを混ぜて調理されることがある。単独のスウィーツとしてではなく、デザートとして食べるときはカップのままで、または型崩れしない固さのあるときはプリンのように皿に盛って提供される。<-->家庭用には「ババロアの素」などと称する、ある程度の材料を混ぜて粉末状に加工しておき、簡単な手順でババロアを作れる商品も広く販売されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ババロア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bavarian cream 」があります。 スポンサード リンク
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