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バラの谷[ばらのたに]
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バラの谷[ばらのたに]
バラの谷(バラのたに、ブルガリア語: / ''Rozova dolina''〔バラ渓谷とも。〕)は、ブルガリア中部の地域で、中央バルカン山脈のすぐ南にあり、同山脈とスレドナ・ゴラ山脈にはさまれた一帯を表す。ストリャマ川( / ''Stryama'')とトゥンジャ川( / ''Tundzha'')の2つの川の渓谷がある。 渓谷は、バラの生産地として良く知られており、バラはこの地で数世紀にわたって栽培され続けてきた。ブルガリアはトルコと共に、香水に使われるローズオイルの世界最大規模の生産地の一つである。バラから抽出されたオイルは香水用として世界的に使われている。ローズオイル生産の最大の拠点となっているのは、バラの谷の中央に位置するスタラ・ザゴラ州の町カザンラク(カザンルク)であり、このほかにもカルロヴォ、ソポト、カロフェル(Kalofer)などの町が生産拠点となっている。毎年、カザンラクではバラとローズオイルを祝うバラ祭りが開かれる。 バラ摘みは毎年5月から6月にかけて行われる。この間、一帯はバラの良い香りに包まれ、多様な色のバラに覆われる。バラを集める作業は器用さと忍耐が必要で、かつては女性の仕事であった。バラの花は一つ一つ摘み取られ、ヤナギのかごに入れて蒸留所に運ばれる。
== 名前 == 南極大陸、サウス・シェトランド諸島のリヴィングストン島にあるローズ・ヴァレー氷河(Rose Valley Glacier)は、ブルガリアのバラの谷に因んで名づけられた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バラの谷」の詳細全文を読む
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