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バルビツール : ミニ英和和英辞書
バルビツール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

バルビツール ( リダイレクト:バルビタール ) : ウィキペディア日本語版
バルビタール[ちょうおん]

バルビタール (Barbital) または バルビトン (barbitone) は1903年から1930年代中ごろまで使われていた睡眠薬で、最初のバルビツール酸系薬剤である。商品名ベロナール (Veronal)。化合物としての名称はジエチルマロニル尿素、またはジエチルバルビツール酸である。マロン酸のジエチルエステルと尿素をナトリウムエトキシドの存在下に縮合させるか、ヨードエタンをマロニル尿素の銀塩に付加させて合成される。無臭でわずかな苦味を持つ、結晶性の白い固体である。
ドイツの化学者エミール・フィッシャーヨーゼフ・フォン・メーリングによって、1902年に初めて合成された。彼らの発見は1903年に公表され、1904年にバイエル社が「ベロナール」の名で発売した。可溶性のバルビタール塩がシェリング社 (Schering) によって「メジナル」(Medinal) として販売された。神経興奮性の不眠症のために用いられ、カプセル剤、薬包の形で供給された。薬用量は10から15グレイン(およそ650から970ミリグラム)であった。
ベロナールは当時存在していた他の睡眠薬に比べ画期的なものだと考えられていた。多少の苦味はあったものの、一般的に使われていたが味のひどかった臭素系薬剤に比べればかなり改善されていた。副作用はほとんどなかった。薬用量は中毒量よりもかなり低かったが、長期にわたる使用によって耐性がつき、薬効を得るために必要な量が増加した。遅効性であるため致命的な過量が珍しくなかった。
芥川龍之介が自殺の際に服用したことで知られる。
== 参考文献 ==

* Fischer, E.; von Mering, J. "Ueber eine neue Klasse von Schlafmitteln", ''Therap. Gegenw.'' 1903, ''44'', 97–101.
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抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バルビタール」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Barbital 」があります。




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