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ハンドウイルカ(半道海豚、 () )は鯨偶蹄目ハクジラ亜目マイルカ科ハンドウイルカ属に属するイルカである。バンドウイルカ(坂東海豚)と呼ばれることが多い。最も良く知られたイルカの一つであり、北極圏および南極を除く世界中の海に生息する。 == 名称 == 標準和名とされる「ハンドウイルカ」は、北九州から能登方面で呼ばれていた名前である。「半道」とは「中途半端」という意味とされるが、大きさがクジラとイルカの中間で、中途半端なことから昔から「半道海豚」と呼ばれていた。歌舞伎用語の「半道」からくるという説もある。 現在では「バンドウイルカ」という呼称が一般に広く使われており、論文でもこちらが多数派となっている〔国立情報学研究所が提供する論文検索システム「CiNii Articles」では、「ハンドウイルカ」のヒット数37件に対し、「バンドウイルカ」が46件と上回っている。〕。『ブリタニカ国際大百科事典』『世界科学大事典』をはじめ辞典類でも「バンドウイルカ」とするものは多く、日外アソシエーツの『動物レファレンス事典』によれば、本種の記載がある16冊の事典のうち、ハンドウイルカ表記とバンドウイルカ表記はそれぞれ8冊で同数となっている〔『動物レファレンス事典』、578頁。ハンドウイルカは『海の哺乳類 FAO種同定ガイド』『クジラ・イルカ大図鑑』『クジラとイルカの図鑑』『平凡社 大百科事典』『動物大百科』『日本大百科全書』『日本動物大百科』『レッドデータ 日本の哺乳類』の8冊。バンドウイルカは『学研生物図鑑 動物』『決定版生物大図鑑 哺乳類・爬虫類・両生類』『原色日本動物図鑑』『自然大博物館』『新日本動物図鑑 下』『新編日本動物図鑑』『世界動物大図鑑』『標準原色図鑑全集』の8冊。〕。新聞も主に「バンドウイルカ」表記を使用している〔ヨミダス歴史館(読売新聞)、聞蔵IIビジュアル(朝日新聞)、毎索(毎日新聞)、日経テレコン21(日本経済新聞)、The Sankei Archives(産経新聞)。〕。漢字表記では坂東海豚〔『大辞泉』『新世紀ビジュアル大辞典 増補新装版』など。〕。 英名であるBottlenose(瓶のような鼻)は伸びた上下の顎の形に由来する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ハンドウイルカ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Common bottlenose dolphin 」があります。 スポンサード リンク
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