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バージニア・ウェード : ミニ英和和英辞書
バージニア・ウェード[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

バージニア・ウェード : ウィキペディア日本語版
バージニア・ウェード[ちょうおん]

バージニア・ウェードVirginia Wade, 1945年7月10日 - )は、イギリスボーンマス出身の女子テニス選手。WTAツアーでシングルス通算55勝を挙げた。4大大会では女子シングルス3勝・女子ダブルス4勝を獲得した。
1977年ウィンブルドン女子シングルス優勝者で、同選手権大会女子における現時点で最後のイギリス人優勝者として知られる。
ギリスの人々には“Our Ginny”(われらのジニー)と呼ばれて敬愛されている。
== 来歴 ==
ウェードの競技経歴は1962年から始まり、彼女はそれから6年後の1968年に23歳で「プロテニス選手」に転向した。1968年は、テニスの歴史の中でも最大の転換期に位置する。この年にテニス4大大会の「オープン化措置」が実施され、「全仏オープン」からプロ選手たちの4大大会出場が解禁された。それ以前は、4大大会の出場資格はアマチュア選手のみに限定されていた。成功を収めた多くの一流選手たちがプロに転向したため、世界一の威信を誇るウィンブルドン選手権でさえも、世界最強レベルの選手の姿が消えるジレンマが長期間続いていた。そのため、オープン化措置によってプロ選手にも4大大会出場の道を開いたのである。その年に、ウェードはアマチュア選手として故郷のボーンマスで開かれた「全英ハードコート選手権」で優勝する。5ヶ月後、ウェードはプロ選手として「全米オープン」で4大大会初優勝を飾る。決勝でビリー・ジーン・キングアメリカ)を 6-4, 6-2 で破り、「オープン化時代大会」としての同選手権最初の優勝者になった。(注:1968年1969年の2年間は、暫定措置として全米選手権大会が2度開催された。9月に行われた「オープン化時代大会」(英語:Open Era Grand Slam)の優勝者が大会公認の優勝者として記載されるため、1968年はウェードが正式な優勝者として扱われる。詳しくは全米オープン女子シングルス優勝者一覧も参照のこと。)
1972年全豪オープンで、ウェードは4年ぶりとなる4大大会2勝目を挙げ、地元オーストラリアの新進選手だったイボンヌ・グーラゴングを 6-4, 6-4 のストレートで下した。
1973年、ウェードは女子ダブルスでマーガレット・コートとペアを組み、ウィンブルドンを除く4大大会女子ダブルス年間3冠を獲得した。ウェードとコートは、1975年全米オープンで2年ぶり2度目の女子ダブルスがある。(コート夫人はこの大会を最後に競技生活から引退した。)すべてコート夫人との組み合わせで、ウェードはグランドスラム大会の女子ダブルスに4勝を挙げた。
ウェードのテニス人生最大のハイライトは、1977年ウィンブルドン選手権大会である。準決勝で大会前年優勝者のクリス・エバートを 6-2, 4-6, 6-1 で破ったウェードは、決勝でベティ・ストーブオランダ)と対戦することになった。決勝戦のセンター・コートは1万4000人の満員の観客で埋め尽くされ、この年に即位25周年を迎えたイギリス女王エリザベス2世の見守る中、ウェードはストーブに 4-6, 6-3, 6-1で逆転勝利を収め、自身17度目の挑戦でウィンブルドン選手権に初優勝を果たした。これはウェード自身にとっても、32歳の誕生日の9日前に達成した記念碑的な偉業であった。
1986年に41歳で現役を引退。1989年国際テニス殿堂入りを果たしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「バージニア・ウェード」の詳細全文を読む




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