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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
『バーチャファイター』(''Virtua Fighter'')は、セガ(後のセガ・インタラクティブ)が1993年に稼動した対戦型格闘ゲーム。バーチャファイターシリーズの第1作である。開発はAM2研。 リメイク版にあたる『バーチャファイターリミックス』についても後述する。 == 概要 == 1993年12月、当時としては最先端であった3DCGアーケード基板「MODEL1」により世界初の3D格闘ゲーム、『バーチャファイター』がリリースされる。3DCGにおいてはまだ人型のスムーズなアクションさえ珍しかった状況で、2体の人型が格闘をくり広げる映像は、人々の度肝を抜いた。開発トップの鈴木裕も「(グラフィックに関しては)当時は『ストリートファイターII』とよく比較された。ノンテクスチャーで、どうやって対抗するの?といろいろな人から言われた覚えがあります」と語る〔VIRTUA FIGHTER 10th ANNIVERSARY 〜Memory of Decade〜 P02 「『バーチャファイター』10周年に寄せて」 (2003年、エンターブレイン ISBN 4-7577-1660-5 )〕。そして「位置関係やパースの正確さ」、モーションの動きで魅力を引き出すという方法で既存の2D対戦格闘ゲームとの差別化を計ることにしたという〔。 それまでの格闘ゲームではボタンがパンチとキックを弱・中・強(またはそれに近い形に)に振り分けられていたが、1レバーとパンチ、キック、ガードというシンプルなボタンレイアウトを採用したことが特長だった〔。これにより打撃・投げ・ガードのシンプルな三すくみの攻防を確立しつつ、駆け引きの奥深さも両立し評価を得ることができた〔。 リリース当初は、当時の流行の2D対戦格闘ゲームたちの中に埋もれる形で人気が出るまで時間がかかった〔VIRTUA FIGHTER 10th ANNIVERSARY 〜Memory of Decade〜 P04 - P13「VIRTUA FIGHTER」〕。パブリシティ戦略によりゲームの情報がメーカー側から明かされることはなく、メディア展開もあまりなく情報が皆無という状況であったが、ニフティサーブなどのパソコン通信や、ファミコン通信(後の「週刊ファミ通」)などのゲーム雑誌を介して攻略やその他情報交換が行われるようになり、それらふたつのコミュニティがある日「新宿ジャッキー」(パソコン通信上の架空の強者の存在と現実でのファミ通編集者による対戦での98人抜きの記事)という存在をきっかけにひとつに交わり知名度を上げて行く〔。1994年4月29日、国立代々木競技場周辺で行われていた「ライブ UFO」にてセガによる公式全国大会「バーチャファイター トーナメント大会」も催され〔、1994年11月22日にはセガサターンへの移植版がローンチタイトルとして発売された〔VIRTUA FIGHTER 10th ANNIVERSARY 〜Memory of Decade〜 P46 - 47 「VIRTUA FIGHTER CHORONICLE」〕 。 セガサターン版は、ファミ通クロスレビューで36点(プラチナ殿堂入り)を取るなど高く評価され、また1995年度サタマガグランプリ最優秀作品賞を受賞するなどセガファンの絶大な支持を受け、セガサターン初期のキラーソフトとしての役割を果たした。販売本数はセガサターンマガジンの推計で71万1806本。 スーパー32X版は、日本市場におけるスーパー32X最後のソフトとなった。サターン版とは比較にならないもののスーパー32Xのスペックを考えると驚異的な移植度と、サターン版のようなロード時間が存在しないことから、ファミ通クロスレビューで30点を取るなど評価はそれほど悪くない。なお、当初スーパー32X版スペースハリアーなどを開発したゲームのるつぼに移植の依頼が持ち込まれたが、移植の難しさから断り、後でその出来を見て驚いたという逸話がある。 * アーケード版:1993年12月稼働開始〔 * セガサターン版:1994年11月22日発売〔 * スーパー32X版:1995年10月20日発売〔 * Microsoft Windows版:1996年6月26日 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バーチャファイター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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