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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
「バーティミアス」シリーズ()は、イギリスの小説家ジョナサン・ストラウドによるファンタジー小説である。この作品は世界30か国以上で出版され、ベストセラーとなっている。日本語版は理論社から2003年から2012年にかけて出版された。翻訳は全ての作品で金原瑞人、松山美保。 ミラマックス社が映画化権を獲得。2009年公開予定だったが製作は中止された。 # 『バーティミアス サマルカンドの秘宝』(''The Amulet of Samarkand'') ISBN 4-652-07735-1 # 『バーティミアスII ゴーレムの眼』(''The Golem's Eye'') ISBN 4-652-07746-7 # 『バーティミアスIII プトレマイオスの門』(''Ptolemy's Gate'') ISBN 4-652-07769-6 # 『バーティミアス外伝 ソロモンの指輪(1) フェニックス編』 # 『バーティミアス外伝 ソロモンの指輪(2) ヤモリ編』 # 『バーティミアス外伝 ソロモンの指輪(3) スナネコ編』 == 概説 == 歴史改変ものの要素があり、その物語世界はソロモン王、ローマ帝国、グラッドストーン、アメリカ独立戦争など現実世界とよく似た歴史を持つ。舞台となる都市はイギリス・ロンドン、チェコ・プラハなどである。中心となる時代は、科学技術など現代に近いが、政治体制や国際情勢は現状とかなり異なる。 例えば、1936年に消失しているはずのクリスタルパレスがロンドンに現存している。しかし、物語が始まるのはグラッドストーンの死(1898年)から100年以上たった時代であり、1936年以前であるはずはない。またロンドン塔が依然、監獄として使われている。世界の覇権を握っているのは大英帝国であり、フランスやドイツ、イタリアはその領土となっている。 ロンドンでは2つの階級からなる階級社会が形成されている。 魔術師は支配階級であり、政府の重要な役職を占めている。魔術師が自身の力で使える魔術はあまり強力なものではなく、様々な種類の妖霊を召喚・束縛・使役することによって魔術を用いることが多い。魔術師は貧しい家の子供を弟子にとり、魔術を教え込み、政府に貢献する魔術師として育成する。 一般人は魔術の能力を持たない人々であり、被支配階級である。魔術師たちは恐怖と無知によって一般人を統制している。また一般人の中には魔術に対する抵抗力を持っていたり、魔術の存在を知覚できたりする者もいる。 この種の作品では主人公となる魔術師の側が善良な存在として描かれることが多いが、本作では魔術師の腐敗を描いているのが特徴である。現在のロンドン(大英帝国)の繁栄の以前にはチェコの時代があり、同じような魔術師の帝国が築かれていた。バーティミアスによれば、この世界の歴史は、 # 魔術師が一般人を支配し、妖霊の力によって君臨する # 時がたって、魔法に抵抗力をもつ一般人が現れ、魔術師に対して反乱を起こす # 魔術師の支配が終わり、妖霊はあちらの世界に帰っていく # また新しい支配者が現れ、新しい支配が始まる ということを何度も繰り返してきたという。 物語はバーティミアスの一人称と、ナサニエル、キティなどの視点からの三人称で進行し、バーティミアス視点の部分では、バーティミアスの独り言が注釈として付くのが特徴である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バーティミアス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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