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バーラム (''Bahram'') はイギリスの競走馬である。1935年にアイシングラス以来となる不敗でのイギリスクラシック三冠を達成した。 また、2000年以降も父ブランドフォードの系統を繋ぐモンズーンの祖先である。 == 生涯 == デビューする前は弱々しく病弱で、風邪から肺炎を起こしたこともある。性格も集中力が無く、調教でもやるきの無いそぶりを見せるほどで、見るところと言えば16.2ハンドの素晴らしい馬体ぐらいであった。アーガー・ハーン3世はこの馬にイラン皇太子で重巡洋艦サセックスと共に海に沈んだ従兄弟に因み「バーラム」と名づけた。 調教では仕上がらないので、バタースはレースに出して仕上げる事にした。調教代わりに使ったはずだったがレースに出ると一変し、21倍の人気薄で出走したナショナルブリーダーズプロデュースステークスでは僚馬セフト(のち日本に輸入され、種牡馬として多数の活躍馬を輩出した)を抑えていきなり高賞金のレースに勝ってしまった。この年はジムクラックステークス、ミドルパークステークスなどにも勝ち5戦無敗で終えている。 翌年は体調を崩し2000ギニーに直行。2番人気に推されると、セフトを1馬身半差下してまず一冠目を獲得、続くエプソムダービーでも圧倒的な人気に答え2馬身差で快勝した。三冠を目指し、残る秋のセントレジャーステークスに備えたが、再び体調を崩しセントレジャーステークスに直行することになる。インフルエンザの流行で僅か8頭立てとなったセントレジャーステークスでは、大観衆の前で5馬身差の圧勝を収め、史上14頭目のイギリスクラシック三冠を達成した。無敗での達成は史上3頭目の快挙であった。そしてセントレジャーステークスを最後に引退し、種牡馬入りした。 種牡馬入りしてからのバーラムはビッグゲーム、ターカン等の優秀馬を輩出したが、当初の期待ほどの成績を残せず第二次世界大戦の影響もありアメリカ合衆国に輸出された。アメリカでは全くの不振で、5年後にアルゼンチンに輸出され、1956年に死亡した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「バーラム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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