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パインタール事件(Pine Tar Incident)は、7月24日にヤンキー・スタジアムで行われたメジャーリーグベースボール(MLB)のカンザスシティ・ロイヤルズ対ニューヨーク・ヤンキース戦で発生し、物議を醸した事件である。 3-4とヤンキース1点リードで迎えた9回表二死一塁から、ロイヤルズ主砲のジョージ・ブレットがヤンキースのクローザー、リッチ・ゴセージから逆転2点本塁打を放った。ここでヤンキースのビリー・マーチン監督がブレットのバットに塗られた滑り止めのための松ヤニ(パインタール)が規定を超えていると抗議。球審がこれを認め、違反バットを使用したブレットはアウトとなり、ヤンキースの勝利で試合終了。猛抗議するも覆らなかった。 試合後にロイヤルズはこの裁定について提訴し、提訴試合となった。アメリカンリーグ会長のリー・マクフェイルもこの提訴を支持し、本塁打を有効として5-4の9回表の二死から試合再開するように命じた。25日後の8月18日に行われた残りの試合は10分足らずで終了し、ロイヤルズが5-4で正式に勝利した。 == 事件の発生 == 7月24日にヤンキー・スタジアムでメジャーリーグベースボール(MLB)のニューヨーク・ヤンキースと対戦したカンザスシティ・ロイヤルズは、3-4の1点ビハインドで迎えた9回表の二死からU.L.ワシントンを一塁に置き、主砲のジョージ・ブレットがクローザーのリッチ・ゴセージから逆転2点本塁打を放った。 ところが、ヤンキースのビリー・マーチン監督がこの直後に球審のティム・マクレランドにブレットが使用したバットを検査するように要求した。かなり前からマーチン監督やヤンキースの選手達はブレットの違反バットに気付いていたが、直ぐには指摘せずにいざという時に言おうと決めていた。マクレランドと残りの審判員はホームプレートの長さ17インチ(約43cm)を用いてバットに塗られた松ヤニ(パインタール)を計測し始めた。 ブレットのバットに塗られた松ヤニは規定の18インチを越えていると判断された。ダッグアウトで見守っていたブレットは違反バットによる「反則打球」であったとしてアウトを宣告され、3アウトで試合が終了してヤンキースが勝利。ブレットは激怒してダッグアウトから飛び出し、マクレランドに飛び掛かろうとしたところをチームメイトに制止された。ロイヤルズのディック・ハウザー監督も猛烈に抗議したが、判定は覆らなかった。ある批評家はこの一打を「史上初の決敗本塁打」と評した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パインタール事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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