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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
パインティンガー・ブラッケ(英:Peintinger Bracke)は、オーストリア原産のセントハウンド犬種のひとつである。 一般的にはスティリッシャー・ラフヘアード・マウンテン・ハウンド(英:Steirische Rough-haired Mountain Hound)とも呼ばれる。 その他の別名はオーストリアン・コースヘアード・ハウンド(英:Austlian Coarse-haired Hound)、スティリアン・コースヘアード・ハウンド(英:Styrian Coarse-haired Hound)、シュタイリッシュ・ラオハーリゲ・ホッホゲビルクス・ブラッケ(独:Steirisch Rauhheerige Hochgebirgs Bracke)。単にパインティンガーと呼ばれることも多い。 == 歴史 == 1870年に作出が開始された。カール・パインティンガーという実業家が、厳しい環境のスティリアン山脈でも使いやすいセントハウンド犬種(ブラッケ系犬種)を作り出す目的で作出された。まず雄のイストリアン・コースヘアード・ハウンドと雌のハノーヴァリアン・ハウンドを掛け合わせ、その交配種の中からよいものを選択して改良を加え、オーストリア原産のセントハウンド犬種を掛け合わせることによって作られた。尚、作出には20年もの歳月を要した。 主にスティリアン山脈でのセントハント(嗅覚猟)に使われている。パインティンガーの得意とするこの狩猟場は気候が険しく、高度が高く、足場もかなり悪いため通常の猟犬種では無難に猟をこなすことが出来ない。然し本種は非常に足腰が丈夫でスタミナがあり、環境への適応力が高いため、そのような場所でも難なく狩りをすることが出来る。獲物のにおいを追跡し、発見し主人に知らせることが本種の仕事である。 作出後すぐに人気は高まり、この山岳地帯を狩場とする猟師の多くが本種を使役するようになった。作出初期の段階から、作出者名からとった「パインティンガー・ブラッケ」という名前で呼ばれていたが、1889年に「スティリッシャー・ラフヘアード・マウンテン・ハウンド」という長い英名がつけられた。然し、その名前は長くて覚えにくく、なじみにくいという猟師も多かった。そこで、彼らは本種のことを以前から使われていた「パインティンガー・ブラッケ」の名で呼び続けるようになった。又、その他にパインティンガーの名を使い続ける理由としては、作出者への敬意を示すという理由も挙げられている。然し、現在FCIでの本種の正式名称は原産地名ではなく、英名のスティリッシャー…の名で登録が行われている。とはいえ、 呼びにくさ や原産地側への配慮などから、現在はどちらの名前を使ってもよいことになっている。 今も原産地では人気の高い犬種のひとつであるが、多くの犬は現役の実猟犬として飼育されている。ペットやショードッグとして飼育されているものは珍しく、オーストリア国外で飼育されているものも極めて稀な希少犬種である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パインティンガー・ブラッケ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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