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パイ(、、)は、小麦粉とバターなどから作った生地(パイ生地)に、甘く煮た果実類や、ナッツ類、肉類その他を包み込むなどして、オーブンで焼き上げた料理あるいは菓子。バターの代わりにショートニングやラードを用いることもあり、卵や砂糖を入れる場合もある。 なお、パイ生地を用いないパイや、食品としての使用目的以外に作られるパイも存在する(後述)。 == 由来 == 原型として、古代エジプトの「ウテン・ト」や中近東の「バクラバ」が挙げられ、現代のパイの発案者として、クロード・ロランとコンデ侯爵家のフィユ(Feuillet)の2説がある〔参考文献:猫井登『お菓子の由来物語』幻冬舎ルネッサンス〕。 オックスフォード英語辞典によれば、パイに関する最初の記録は1303年、ヨークシャーのボルトン修道院の出納帳であるという。イギリスでの初期のパイはベイクド・ミート・パイのようなパイ包み焼き料理だった。原始的なかまどでの長時間の炙り焼きに耐えられる容器として、パイ皮は非常に厚く硬く作られ、食用には適さなかった。16世紀になり、オーブンの改良とペストリーの進歩により、食べるためのパイ皮のレシピが現れ始める。一方、アラブ世界から伝わった菓子パンの影響から、イタリアではルネサンス期に小さくて甘いパイが発展し、ヨーロッパ全域に広まった〔ジャネット・クラークソン『パイの歴史物語』竹田円訳、原書房、2013年、ISBN 9784562048854〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パイ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pie 」があります。 スポンサード リンク
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