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パウア ( リダイレクト:パウア貝 ) : ウィキペディア日本語版 | パウア貝[ぱうあがい]
パウア貝(パウアがい)もしくはパウア(Paua, pāua)は、ニュージーランドの先住民であるマオリの言葉で特定の3種のアワビを指す名称である。いずれもアワビ属()に属し、ニュージーランド近海に生息する巻貝である。肉が食用になるほか、特有の光沢のある殻は加工されて装身具などに用いられる。 == 特長 ==
=== 生態 === パウア貝は一般的なアワビの仲間と同様、水深 1-15m 程度の浅い沿岸域の岩場に棲む。餌は海藻である。波による撹乱の激しいところでは、パウア貝は大きな足〔一般にアワビの身として食用になる部分。世界海産貝類大図鑑 p23〕によって岩に強く接着している。 生殖は有性生殖による。様式としては体外受精であり、雄の個体と雌の個体からそれぞれ精子と卵が海中に放出され、受精する。パウア貝の幼生は1週間ほど海中を漂った後、適当な基質に着生する。着生した個体は殻形成を始めるが、後述する採集可能な大きさに成長するまでには 4-5 年を要する。その間多くの外敵に晒されるため、パウア貝の生存率は非常に低い。特に天敵となるのはヒトデである。ヒトデはパウア貝に覆い被さって殻の穴を塞ぎ、窒息・剥落させて捕食する〔About Paua: Some quick facts - Paua Industry Council〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パウア貝」の詳細全文を読む
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