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パキリノサウルス
パキリノサウルス(''Pachyrhinosaurus''=“分厚い鼻を持つ爬虫類”の意)は中生代白亜紀後期の北アメリカ大陸に生息していた角竜の属の一つ。 ==形態== 体長5 - 7メートル。大型の角竜の中でアケロウサウルスとともに角を持たない。代わりに頭骨前面は厚くなっており、また凹凸が激しい。セントロサウルスやスティラコサウルスと似たような大きさであるにもかかわらず、なぜパキリノサウルスだけ角がないのか、理由ははっきりしていない。説としては縄張り争いやメスをめぐる戦いの際に相手を殺傷させないよう子孫を多く残すという物がある。しかし、現生の角を備えた哺乳類やカブトムシ類が同種のオス同士で戦った際に、殺傷するケースが確認されていない為、この説には反対意見が多い。 鼻面のこぶには血管が走る為の溝があるが、フィリップ・カリーらの説に従うと、その器官は丁度爪のように、ケラチン質の付着部分としての役割をもっており、生体では巨大で頑丈で軽いモノコック状の角、あるいは複数の小さな角が生えていたらしい。とするとパキリノサウルスにも角があったことになる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パキリノサウルス」の詳細全文を読む
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