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パシテー ( リダイレクト:パーシテアー ) : ウィキペディア日本語版 | パーシテアー[ちょうおん]
パーシテアー(, )は、ギリシア神話に登場する美と優雅を司る女神、カリスたち(カリテス)の1柱である。その名は「万物の女神」の意。ラテン語ではパーシテエー。長母音を省略してパシテア、パシテエとも表記される。 ヘーラーの娘で、夫はヒュプノス〔スミュルナのコイントス、5巻。〕。 パーシテアーはホメーロスの『イーリアス』やスミュルナのコイントスの『トロイア戦記』など、トロイア戦争を歌う叙事詩に登場する。『イーリアス』によるとヘーラーはヒュプノスに頼んでゼウスを眠らせ、その返礼に妙齢のカリス・パーシテアーを与えると約束したとされる〔『イーリアス』14巻。〕。『トロイア戦記』によると、ヒュプノスはパーシテアーと結婚したため、ヘーラーの娘婿になったとされる〔。 ヘーシオドスの挙げるアグライアー、エウプロシュネー、タレイアの「三美神」には含まれないが〔ヘーシオドス『神統記』909。〕、一部にはパーシテアー、カレー、エウプロシュネーの3柱を「三美神」とする説もある。またノンノスの『ディオニュソス譚』ではディオニューソスとアプロディーテーの3人娘の1人であり、パーシテアー、ペイトー、アグライアーという「三美神」で構成されている〔ノンノス『ディオニュソス譚』24巻261。〕。 == 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パーシテアー」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pasithea 」があります。
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