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パタパタ時計(パタパタどけい)は、数字が描かれた板を回転させて時刻を表示する機械型デジタル表示式の時計の一種である。パタパタ時計はフリップ時計(flip clock)やリーフ式時計、反転フラップ表示式の旅客用の大型表示案内装置を開発したイタリアの企業名(Solari di Udine)からソラリー時計などとも呼ばれる。 == 概要 == パタパタ時計は、数字が半分ずつ書かれた多数の薄いプラスチック板をはめた円筒の回転により、上下の板で構成された文字板で現在時刻を直読する時計のことである。 ほとんどの製品は円筒は横に並べられ、板の上部はツメで固定され、板の下部は重力により落下することから開いた板に表記された文字により視認することができるが、2枚の板を組み合わせて表示する関係から文字のちょうど中心の高さで文字の欠けを生じる。 ;表示要素 :一般に、パタパタ表示で表示される基本的な要素は、「時間」と「分」であり、時間の表示には1個、分の表示には1個ないし2個(2桁表示)の円筒を用いて時刻の表示が行なわれる。また「秒」の表示は基本的に無い〔交流電源の一部の製品で秒表示する商品もあったが、その商品は分表示を2桁で表示するものであり、55秒から60秒ぐらいのタイミングで分の円筒が36度回転する機構になっていた。また、近年は秒表示までパタパタで表示する異色の製品もある。〕ため秒の動きを示す縞模様の円盤やドラムの回転や点滅ランプにより、時計の動作を表示するものが多い。 ただし、最近発売される製品はデザインなどを重視する関係から「秒」の表示機能が省かれる製品がある一方、「秒」のほか「年月日」「曜日」などの項目をパタパタで表示する製品もある。 ;夜間使用について :パタパタ時計は自照式ディスプレイではないため、豆電球やネオンランプ照明が表示部に付いている製品がある。 ;使用電源 :パタパタ時計は一般に乾電池もしくは商用電源で動作する。乾電池の場合はクオーツ発振によるステッピングモーターによる動作。交流電源の場合は同期電動機(シンクロナスモーター)で動作するが、地域により周波数の異なる日本では、周波数切り替えつまみの付いた製品や周波数専用の商品がある。現在、日本の消費者向けに市場に出回る製品の多くは乾電池で動作するものである。 ;タイマー機能 :かつての民生用のパタパタ時計ではアラームや電源のタイマー機能を持つものもあったが、多くの場合、時計表示のわきに付いた小窓のドラムに記された10分単位で刻まれた目盛りで設定するようになっていた。 また、一部の製品ではアラームの設定時刻が別窓のデジタル表示で示されるものもあった。 ;大規模な時計設備の場合 :商用施設の世界時計など大規模なものは親時計による時刻信号により多数の子時計を連動させる場合があるが、子時計となるパタパタ時計の構造は同期電動機や円筒と連動したスイッチなどが付加されるために複雑となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パタパタ時計」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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