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『偽物語』(ニセモノガタリ)は、西尾維新による青春怪異小説。『偽物語(上)』『偽物語(下)』の二巻構成となっており、〈物語〉シリーズ第3弾(通巻4、5巻目)として講談社BOX(講談社)から刊行された。イラストはVOFANが担当している。2012年にテレビアニメ化された。 == 概要 == 『偽物語』は21世紀初頭、私立直江津高校の周辺に出没する「怪異」に関わった少年少女を描いた青春怪異小説『化物語』の続編である。上巻は主人公・阿良々木暦(あららぎこよみ)の大きい方の妹・火憐(かれん)の話で第六話「かれんビー」、下巻は小さい方の妹・月火(つきひ)の話で最終話「つきひフェニックス」となっている。 時系列的には『化物語』がゴールデンウィーク明けの5月から6月の文化祭までの話だったのに対し、本作はその後の夏休み中の話となっている。テーマはタイトルにもなっている「偽物」と「本物」、そして「正義」。作者の西尾は『化物語』のボーナスステージ的な作品と位置付けており、本筋に無関係な雑談パートにも多くの紙幅が割かれている。『化物語』『傷物語』の6人のヒロインも引き続き登場するが、西尾の「登場人物は常に変化し続けるもの」との考えから、髪型や性格に変化がみられるキャラクターが多数存在する。なお、本作『偽物語』の執筆中に『化物語』のアニメ化が決定しており、作中にアニメ化にまつわるメタフィクショナルな発言が散見される。 箱絵は上が逆立ちをする火憐、下が和服を着た月火で対をなしており、イラスト担当のVOFANはシリーズで最も気に入っていると語っている〔「ダ・ヴィンチ」 2011年4月号 メディアファクトリー刊〕。 当初は『偽物語』でシリーズが完結する予定だったため「つきひフェニックス」が最終話とされたが、羽川翼(はねかわつばさ)と八九寺真宵(はちくじまよい)について書き足りないことがあったため、続刊『猫物語』、『傾物語』が書き下ろされることになった〔「オトナアニメ」Vol.13 2009年8月 洋泉社刊〕。そのため、『猫物語』以降のシリーズ作品の話数は形式上のものとなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「偽物語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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