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パテント・トロール : ミニ英和和英辞書
パテント・トロール[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

テン : [てん]
 【名詞】 1. 10 2. ten 3. (P), (n) 10/ten
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

パテント・トロール : ウィキペディア日本語版
パテント・トロール[ちょうおん]
パテント・トロールまたは特許トロール(英:patent troll)は、一般的には定義が困難であるが、自らが保有する特許権を侵害している疑いのある者(主にハイテク大企業)に特許権を行使して巨額の賠償金やライセンス料を得ようとする者を指す英語の蔑称で、その多くは、自らはその特許を実施していない(特許に基づく製品を製造販売したり、サービスを提供したりしていない)。
== 語源と別名 ==
トロール」(troll)とは、もともと北欧神話で洞穴や地下等に住む奇怪な巨人または小人を意味し、「怪物」というような意味合いで使われている〔 澤井智毅(特許庁総務課情報技術企画室長)、独立行政法人経済産業研究所 BPLセミナー2008、2008年8月28日、資料12ページ〕。また、英語の"troll"には「流し釣り」(トローリング)という意味もあり、「パテント・トロール」はこの意味合いも含んでいるともされる〔patent troll Word Spy(英文)〕。
「パテント・トロール」という語の初期の用例は、『フォーブス』誌1993年3月29日号の"When Intel Doesn't Sue"というインテル社の特許訴訟に関する記事に見られる〔。ただし、この記事においては「パテント・トロール」という語は日本企業を指して用いられており、その意味は現在のものと異なる。
「パテント・トロール」という語が現在の意味で一般的になったのは、インテル社の副会長(Vice President)兼副顧問(Assistant General Counsel)であったが1990年代後半に用いたことによるとされる〔。デトキンは"patent extortionist"という語を使っていたが名誉毀損で訴えられたため、それに代わる語として"patent troll"を採用した。デトキンは、そのきっかけとして、職場の机にあったトロールの人形を挙げている。この人形は、トロールが登場する「三びきのやぎのがらがらどん」というノルウェーの童話が好きだった彼の娘が置いていったものである〔The real inventors of the term "patent troll" revealed Joff Wild、2008年8月22日、IAM magazine〕〔The Game Changer Mark Eyerly、Penn Law Journal Fall 2011〕〔 Brenda Sandburg, The Recorder, 2001年7月30日。なお、Patent Trolls in the U.S., Japan, Taiwan and Europe 大熊靖夫・佐橋美雪・薛惠文・Joe Brennan、CASRIP Newsletter - Spring/Summer 2006, Volume 13, Issue 2()では、Brenda Sandburgのこの記事を出典として、デトキンによる「パテント・トロール」の使用を1991年としているが、記事中にはそのような記述はない。〕。なお、皮肉にもデトキンは後にパテント・トロールともされるインテレクチュアル・ベンチャーズの起業に加わることになる。
「パテント・トロール」は、英語では、「特許搾取者」 (patent extortionist)、「特許寄生虫」 (patent parasite)、「特許の海賊」 (patent pirate)、「特許投機家」 (patent speculator) などとも呼ばれる〔Patent Trolls in the U.S., Japan, Taiwan and Europe 大熊靖夫・佐橋美雪・薛惠文・Joe Brennan、CASRIP Newsletter - Spring/Summer 2006, Volume 13, Issue 2()〕。また、日本では「特許ゴロ」とも呼ばれる〔。「パテント・マフィア」との表記も見られるが、これは1990年代前半からある語で、レメルソン特許に対しても用いられる等、「パテント・トロール」と厳密に同じ意味で用いられてきたわけではない〔『パテント・マフィアが日本を狙う』 蒲野宏之 1993年4月 同文書院〕〔『戦慄のパテントマフィア―アメリカ発明家集団の対日戦略』ヘンリー幸田など 1995年9月 ディーエイチシー 〕。
「パテント・トロール」は非合法な活動をする者という意味合いで用いられることが多いため、より中立的な表現として、「特許不実施主体」(Non-Practicing Entity (NPE))と呼ばれることも多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パテント・トロール」の詳細全文を読む




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