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Patola パトラ[ぱとら]
パトラ( / )は、ギリシャ共和国ペロポネソス半島北西部に位置する港湾都市。西ギリシャ地方の首府であり、アハイア県の県都でもある。古典ギリシャ語およびカサレヴサではパトライ( / )と記され、パトラス()の名でも呼ばれる。 周辺の市も含む都市圏人口は約22万人。アテネ・テッサロニキに次ぐ「ギリシャ第三の都市」と呼ばれるが、差は大きく開いている。また、市域のみの人口としてはアテネ大都市圏に含まれるピレウスの方が多く、4位である。 ==歴史== パトラの歴史は3000年以上前までさかのぼり、ミケーネ文明に属すると考えられている。ドーリア人の侵攻の後、ラコニアから移り住んだミケーネ人はパトレアスという指導者のもと現在の場所に都市を築いた。これが名前の由来とされている。古代には農業地帯として、ローマ期にはイタリアとギリシャを結ぶ港町として栄えた。皇帝ネロの時代には、パトラに布教で訪れた聖アンドレアスが、捕らえられ殉教したと言われる。彼はこの町の守護聖人とされ、彼を 記念するバシリカ様式の教会がたてられている。 オスマン帝国の支配下に入った後もパトラは農業と貿易の中心地として発展した。1821年にギリシャ各地でオスマン帝国に対する反乱の火の手があがると、パトラでも3月25日に主教ゲルマノスの呼びかけで蜂起が始まった(ギリシャ独立戦争)。現在この日はギリシャの独立記念日となっている。その際オスマン帝国軍に市街地を焼き払われたが、その後あたらしく整然とした街並みがつくられた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パトラ」の詳細全文を読む
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