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パナアミューズメントカートリッジはパナソニックより1987年に発売された、日本のパーソナルコンピュータ、MSX用の拡張カートリッジである。希望小売価格は3,800円。「Pana Amusement Cartridge」を省略して「PAC」(パック)とも呼ばれる。 == 概要 == カートリッジには、8KBのSRAMとリチウム電池が搭載されており、当時ローエンド機種では、二次記憶装置が内蔵されていなかったMSX、MSX2の主にロムカセットで供給されるゲームのセーブデータの保存(バッテリーバックアップ)を行うことが目的の拡張カートリッジである。 その構造上、ROMベースのゲームの場合は、拡張スロットを二つ以上必要とする。また、直接制御を行う機器であり、カートリッジには、BIOSや、ユーティリティーの類は入っていないため、実際に使用できるのは、対応したゲームソフトウェアのみである。ユーザーによって、データを退避するなどの操作を行えるソフトウェアも開発された。8KiBの領域を1KiB単位に8個に分割した領域として扱った。 FDDが搭載されていても、1台のみの事が多いMSXでは、ディスク版のソフトウェアでは、併用することによって、セーブディスクとの入れ替えが減るなどのメリットもあった。 ゲームとは独立したカートリッジであることを利用し、一部で他社間のゲームで、セーブデータを共用することも試みられたほか、『MSX・FAN』誌上では、「PACマジック」として、セーブデータの改造を行うプログラムも掲載された。これは同誌の「裏技」コーナー、「ゲーム十字軍」を単行本化した書籍、『ゲーム十字軍』にも掲載されている。 その容量から、ゲームデータのセーブ程度にしか使えず、また、8KiBという容量の割に高価であり、対応ソフトウェアも少なく、実際の対応ソフトウェアが増える前にFDDを内蔵したMSX2が安価で出回るようになり、実質的にその役割を終えている。 フロッピーディスクの普及や、FM-PACも含め、製造販売が終了したこともあって、その利用は徐々に下火になった。それに伴い、セーブデータの保存をPACにしか行えないゲームは、プレイしにくくなった。 また、他のSRAMと電池を利用したバックアップカートリッジ同様、リチウム電池の消耗により、2014年現在、現存するカートリッジは、電池の交換を要する状況にあるが、交換を前提とした設計にはなっておらず、使用に際しては、基板に直接実装された電池を交換する必要がある。 後継ハードウェアである「FMパナアミューズメントカートリッジ」では、PACコマンダーとして、セーブデータをFDD等へ書き出したり、PAC/FMPAC間でのセーブデータの移動などをサポートしており、セーブデータの可搬性や、利便性については、これらの使用により、スキルなどが無くても、解決されるようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パナアミューズメントカートリッジ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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