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パナップ(panapp)は、1978年以降江崎グリコから発売されているカップタイプのアイスクリーム。バニラアイスクリームの中にフルーツ味などジャムのようなソースが充填されており、37年以上に渡って2015年現在でも販売されているロングセラー商品の一つ。 == 概要 == 商品のコンセプトは、当時若い女性の間で流行していた、ロングスプーンを使ってパフェを食べるスタイルを気軽に楽しむというもので、商品名も「パフェ」と「カップ」を組み合わせた造語からである。 アイスの中に縦向きにソースが充填されているアイスとして知られ、1988年にチョコレート味がラインナップに加わってからは売上げが1.5倍にまで増え、さらに1990年には発売当初の2.5倍と過去最高の売上げを記録した。 しかし1990年代後半以降に「明治エッセルスーパーカップ」が発売されてからは、各メーカーによるアイスクリームの主力商品が「量が多く安くて美味しいバニラカップアイス」へと移行する中、江崎グリコも生乳を使ったバニラカップアイス「牧場しぼり」を発売するなど社内競争も激化し、またスナックやチョコレートなど通常のお菓子類と違ってアイスクリームは冷凍ショウケース内のみと売り場面積が決まっているため、その限られたスペースの中での取り合いに巻き込まれたパナップはアイスクリーム売場から追い出されて取り扱い店舗が減少するなど売上が低迷、2000年に全盛期だった1990年の半分以下に、2008年には全盛期の5分の1にまで売上げが落ち込み、一時はブランド存続の危機に見舞われたという。 その後、発売から32年が経った2010年3月に大規模なリニューアルを断行。開発担当者がパイのミルフィーユから着想を得て、これまでパナップ最大の特徴であった縦ソースを、ホワイトチョコレートと重ねた層状に横ソースとして充填されるようになり、これによりチョコレートのパリパリとした食感がするようになった。この新しい食感が受け、リニューアル後は売上を一気に全盛期に近い水準にまで回復した〔「週刊ポスト」2011年8月19・26日号記事より。〕。 リニューアル前では、2003年に縦ソースが顔型に充填されたものが「スマイルパナップ」として女子高生の間で口コミにより人気を集め、まゆ毛のスマイルやハート・ニコニコ顔・アザラシのスマイルなども発売されたが、近年ではファミリーパックなどパナップマルチパック、ミニセレといったスモールサイズとして、発売当初のパナップを再現した縦ソースのタイプが生産されており、スマイルパナップもファミリーパックのラインナップとして現在でも販売されている。 2015年には、最初から最後まで満遍なくアイスとソースのバランスを味わう事が出来ると、充填されているソースがトルネード状になった最新リニューアルとして発売された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パナップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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