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パフィオペディルム(パフィオペディラム ''Paphiopedilum'')は、袋状の唇弁が特徴的なラン科植物で、洋ランの一属として知られる。洋ランとしての略称は''Paph.''である。 == 形態 == 地上に根を下ろす地生蘭もしくは半着生蘭であり、洋ランでは少数派に属する。 茎はごく短く、葉は幅広い楕円形で平たく、根出状に重なる。 花は、長い花茎の先に単独か、少数を穂状につける。花の外3弁のうち上向きの弁は幅広く、大きくなり、側面の2弁は互いに融合して、唇弁の背景になる。内3弁のうち側方2弁は細く、横に張る。唇弁は袋状、またはつぼ状になる。 蕊柱はさじ型で、唇弁の口をふさぐような位置にある。その上面を覆う平らな部分は雄しべに由来するもので稔性はなく、仮雄蕊と呼ばれる。その下面の平らな部分が柱頭に当たる。雄しべは基部の左右側面にある。これは普通のラン科では蕊柱の先端に雄しべ、基部下側に柱頭があるという配置と大きく異なり、アツモリソウ亜科の特徴である。同亜科の中では、中南米に産するフラグミペディウム属 ''Phragmipedium'' に共通性が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パフィオペディルム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Paphiopedilum 」があります。 スポンサード リンク
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