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パランティーア(palantír、複数形:パランティーリ、palantíri)は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』などの創作に登場する物品である。クウェンヤで「遠くから見張るもの」の意であり、別名は見る石(seeing stone)。 石の表面に映像を映し出し、思念を伝えることによってパランティーア同士は通信することができる。また、単独でも距離的、時間的に離れた事物を映し、精神集中することによりその焦点をある程度制御することができる。 == 起源 == パランティーアは、アマンでフェアノールの手によって作られた。第二紀にヌーメノールがヴァラールから離反し、エルダールの訪問が不可能になった時代に、なおもヴァラールに忠実な者たちへの慰めにと、アンドゥーニエの領主アマンディルに七つの石が贈られた。贈られた七つのほかにもパランティーアは存在し、親石がトル・エレッセアのアヴァルローネの塔に置かれていたというが、以降の中つ国の歴史には七つの石しか登場しない。 アマンディルの子エレンディルとその一党はヌーメノールの水没の際に滅亡を逃れたが、パランティーアは彼らによって中つ国にもたらされた。エレンディルがアルノールを、その子イシルドゥアとアナーリオンがゴンドールを建国するにあたり、アルノールに三つ、ゴンドールに四つの石がそれぞれ王国の要所に配置された。 アルノール、ゴンドール両王国の支配者はパランティーアを連絡、監視のために使い、大きな利益を得たが、石は徐々に失われ、使用されることもなくなっていった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パランティーア」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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