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パリはわれらのもの
『パリはわれらのもの』(仏語: ''Paris nous appartient'')は、1958年(昭和33年)製作、1961年(昭和35年)公開、ジャック・リヴェット監督によるフランスの長編劇映画である。 == 略歴・概要 == 本作は、ジャン=リュック・ゴダールの出資とプロデュースで短篇映画を監督し、クロード・シャブロルの出資とプロデュースで1956年(昭和31年)中篇映画『王手飛車取り』を発表したジャック・リヴェットの長篇映画デビュー作品である。シャブロルが『王手飛車取り』の製作時に設立した製作会社AJYMフィルムは、シャブロルの監督作『美しきセルジュ』、『いとこ同志』のヒットでの収入をつぎこみ、本作とエリック・ロメールの長篇デビュー作『獅子座』を製作した。前年の1957年(昭和32年)にフランソワ・トリュフォーが設立したレ・フィルム・デュ・キャロッスとの共同製作となった。 脇役の出演陣が、フランソワーズ・プレヴォー、ダニエル・クロエム、マルカ・リボヴスカ、ポール・ビシリアと、同時期に撮影したロメールの『獅子座』と重なっている。『カイエ・デュ・シネマ』誌やシネフィルの仲間が多数参加し、撮影監督にシャルル・L・ビッチ、助監督にジャン・エルマン(ジャン・ヴォートラン)、シュザンヌ・シフマンがスタッフとして携わり、カメオ出演的にハンス・リュカスことジャン=リュック・ゴダール、ジャック・ドゥミ、プロデューサーのシャブロル、監督のリヴェットが顔を出している。トリュフォーは『突然炎のごとく』(1962年)のなかで、ジャンヌ・モローがこの作品のタイトルを叫ぶ演出をした。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パリはわれらのもの」の詳細全文を読む
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