翻訳と辞書
Words near each other
・ パロンバーロ
・ パロンベ
・ パロ・アルトの戦い
・ パロ・アルト戦場国立史跡
・ パロ・アルト研究所
・ パロ・スペシャル
・ パロ・ベルデ駅
・ パローの溝
・ パロータ
・ パローツ
パローツ人
・ パローディ・リーグレ
・ パローナ
・ パロール
・ パローレ
・ パロー駅
・ パロ国際空港
・ パロ島
・ パロ県
・ パロ穂積


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

パローツ人 : ミニ英和和英辞書
パローツ人[ぱろーつじん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1

パローツ人 : ウィキペディア日本語版
パローツ人[ぱろーつじん]
パローツ(palóc , 複 palócok )は、ハンガリーマジャル人)の民族集団とされる人々のひとつ。1600年ごろからハンガリーの公文書に見られ始めるが、現在まで具体的にどのような民族グループであるかという定義はなされていない。チェルハート山地マートラ山地ビュック山地の周囲の150ほどの村に住む人々がパローツ人であるといわれている。現在のノーグラード県ヘヴェシュ県ボルショド県などの地域である。
パローツは、語源的には、黒海北岸からベッサラビア方面に遊牧していたテュルク系遊牧民クマン人の別称ポロヴェツ(Половцы; Polovtsy)に由来する。
パローツ人の名前が広く知られるようになったのは、19世紀に自らもパローツ人であるミクサート・カールマーン (Mikszáth Kálmán) が「善きパローツ人たち」(A jó palócok)という短編小説集を出版してからである。その小説にもあるように、パローツ人は他のハンガリー人たちとは気性や生活様式、民俗衣装方言などの点で現在に至るまで独自性を保っているといえよう。
パローツ人の話すハンガリー語はパローツ方言としてハンガリー語の中でも特異な存在である。ハンガリー語の下段の(広い)母音の a の音価は共通語では短母音の a が円唇母音の で、長母音の á が平唇母音の であるが、パローツ方言では短母音の音価が平唇母音の で、長母音の音価が円唇母音の となる。また、ブダペスト共通語では中段の短母音 ë (狭い e)と下段の短母音 e (広い e)の区別がされず、さらに共通語とパローツ方言以外の方言では、この2種類の ë と e の長母音が1つの é に中和化してしまっているのが、パローツ方言のみ、ë の長母音は 、e の長母音は とそれぞれの短母音の特徴を維持したまま、2つの独立した音素として残っている。
例:
「縁(ふち)、端(はし)、縁(へり)」

  共通語    szél (主格) szélt (対格) szélëk (複数)

  パローツ方言 szél (主格) szélt (対格) szélëk (複数)



「風」

  共通語    szél (主格) szelet (対格) szelek (複数)

  パローツ方言 szél (主格) szelet (対格) szelek (複数)

category:民族集団
category:ハンガリーの民族


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パローツ人」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.