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パワー・ナインとはマジック:ザ・ギャザリング(以下マジック)のアルファ、ベータ、アンリミテッドに収録された9種類のカードの総称。 マジックにおいて大変強力なカードであり、リバイズドで収録カードの再編が行われ収録されなくなった。これらのカードは「再録禁止リスト」に載っており、今後の新しいセットでも収録されないことが決まっている。これらのカードがデザインされた当時はトレーディングカードゲームの黎明期であり、デザイナーやスタッフも「カード効果の格差」や「カードゲームにおける効果対費用のバランス」といった概念に乏しく、そうした概念の認知や発達、その後のカードデザインなどに少なからぬ影響を与えている。 カードの強力さと流通量の少なさから、これらのカードは高額で売買される事が多い。未使用のカードであれば1枚で10万円以上になることもある。 ==パワー・ナインに含まれるカード== パワー・ナインは、以下の9枚で構成される。 *Black Lotus *Mox Pearl *Mox Sapphire *Mox Jet *Mox Ruby *Mox Emerald *Ancestral Recall *Time Walk *Timetwister ;Black Lotus :マナを使用せずに場に出すことが出来、生け贄に捧げる(場にあるこのカードを捨てる)ことで好きな色マナを3つ発生させるカード。 :Black Lotus を使用することで、序盤から強力な呪文を使用することができる。世界的に有名なマジックのプレイヤーの1人であるZvi Mowshowitzは、Black Lotus がマジックで最良のアーティファクトであると語っている。 :Black Lotus は、コレクションにおいても最も有名なカードである。通常のカードの中では最も高価であり、アルファ版の傷のないカードであれば、100万円以上の価値があることも珍しくない。 ;Moxシリーズ :マナを使用せずに場に出すことが出来、タップ(縦に置かれたカードを横向きに置く)によりマナを発生させるカード。続く宝石名は、発生するマナの色を示す。 :マナの発生は基本的に土地の役割である。Mox は土地同様マナを使用せずに場に出すことができるマナの発生源であり、土地が持つ「1ターンに1枚」という制限が存在しない(つまり土地を1ターンに何枚も場に出せるのと同様の効果を持つ)。このため、Black Lotus 同様序盤から大量のマナを使用することが可能になる。 :余談だが『RPGマガジン』の記事によると、初期の日本人プレイヤー(後の日本語版スタッフやトッププレイヤー)は、このカードの強さを理解できなかったため、当時は屑レアカード扱いしていたと回想している。 ;Ancestral Recall :青マナで使用。カードを3枚引く。 :コストに対して多くのカードを引くことができるカードである。初期のコンセプトの中で各色に1枚ずつ作られた「1マナで3の効果をあげる」カードの一枚であるが、このカードだけが特別に強力だった(他の4枚は少なくとも第4版までは存在している)。 :通常は自分の手札の補充に使用されるが、場合によっては相手にカードを引かせることもできる。カードを引く事の強さを理解されていない時代に生み出され、パワー9の中でも最強との評判も高い。 :ちなみにこのサイクルの他のカードは、白:治癒の軟膏/Healing Salve(3点のライフ回復若しくは3点のダメージ軽減:第9版より廃止。このカードだけは弱すぎると言う理由で廃止された)、黒: 暗黒の儀式/Dark Ritual(黒3マナを生み出す:第6版で廃止されたが直後のウルザス・サーガ、メルカディアン・マスクスには採用された)、赤:稲妻/Lightning Bolt(3点のダメージを与える:第5版で廃止されるが基本セット2010以降には再録)、緑:巨大化/Giant Growth (クリーチャー1体に+3/+3の修正を与える。この中では最もバランスが良いとされる) ;Time Walk :青マナ+1マナで使用。このターンに続けてもう1ターン自分のターンを行う。 :低コストで自分のターンを増やすことができるカード。低コストなため序盤から使用でき、自分の陣容を整えることができる。 ;Timetwister :青マナ+2マナで使用。全てのプレイヤーは手札と捨てた札を山札に戻し切り直す。その後カードを7枚引く。 :この呪文は一度使用したカードを再利用できる・手札を7枚に戻すことができるなどの効果をもっている。相手も同様の恩恵は受けるが、使用のタイミングは使用者が決めるため通常は使用者の方が多くの恩恵を受ける。他にも全員の手札を7枚に戻すカードはいくつかあるが、多くは Timetwister 同様使用が制限されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パワー・ナイン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Power Nine 」があります。 スポンサード リンク
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