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パンクラス(''PANCRASE'')は、日本の総合格闘技団体。運営はスマッシュ パンクラス事業本部〔WVR Sponsor Buys Stake in Pancrase SHERDOG 2008年8月29日〕。スローガンは「ハイブリッド・レスリング」。 古代ギリシャの格闘技「パンクラチオン」の前身とされる競技名を社名とした。名付け親はカール・ゴッチ。 日本格闘競技連盟の構成団体であるため財団法人の日本レスリング協会の傘下にある。 == 歴史 == === ワールド・パンクラス・クリエイト === 船木誠勝、鈴木みのるらは、メガネスーパーをスポンサーとしたプロフェッショナルレスリング藤原組に所属していたが、経営悪化から鈴木のみが解雇されそうになり〔船木誠勝の真実 ISBN 978-4757716193〕、反発した船木が、1992年12月に鈴木を含む同組所属選手ほぼ全員を引き連れて離脱し〔格闘技通信 1993年2月23日号 4-7頁〕、設立したのが「ワールドパンクラスクリエイト」である。1993年9月21日に、東京ベイNKホールにて旗揚げ戦を行った。プロレス団体だが、発足当時に鈴木みのるは「真剣勝負だけのプロレスがパンクラス」と度々コメントしていた。現在、総合格闘技ルールで行われる通常部門の他に、MISSIONというプロレス部門が存在する。 藤原組の母体であった新生UWFの流れを汲む。「完全実力主義」を標榜し、カール・ゴッチに師事を受け、「秒殺」という流行語を生み出すほどのハイスパートな試合で多くのファンを獲得した。しかし、団体立ち上げからしばらくすると、選手のコマ不足やグラウンドでの防御技術向上などの要因により判定決着試合が増加。船木がリング上で「潰し合いは嫌なんだ!」と叫んだこともある。 1997年7月、船木率いる「東京道場」(パンクラス東京)と、鈴木率いる「横浜道場」(パンクラス横浜)に分かれたが、2002年1月に統合され「パンクラスism」となった。 現在は9つの道場に分かれている。船木は2000年に「コロシアム2000」でヒクソン・グレイシーに敗れ引退(2007年12月31日、K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!で現役復帰)。この後パンクラスは競技団体としての色合いを濃くしていった。階級整備、ルール整備などが行われ他団体からの参加選手も目立つようになったが、パンクラス所属選手への身びいき的判定は「パンクラス判定」などと揶揄され、参加団体のSKアブソリュートからは、競技の公平性について抗議を受けている。実際、パンクラスのレフェリーはパンクラス所属であったりパンクラスのトレーナーである場合がある。同時に競技性を追求しすぎたゆえ、集客力のあるタレント力をもった選手を保持することができず、業界内で脚光を浴びる地位を得られないことを感じた選手たちは次々と離脱。バス・ルッテン、ケン・シャムロック、フランク・シャムロック、セーム・シュルト、須藤元気、美濃輪育久、ガイ・メッツァー、國奥麒樹真など、多くの選手がパンクラスを離れた。 2007年にはアメリカの総合格闘技イベントBodogFightと業務提携を結んだ〔パンクラスがボードッグとの提携を電撃発表!日本の老舗団体と米国の新興勢力が強力タッグを結成 スポーツナビ 2007年1月26日〕。同年12月4日に、アメリカ・ネバダ州アスレチック・コミッションが定める階級制に変更。新階級ではスーパーヘビー級が廃止され、新たにフライ級・バンタム級が新設された。2008年1月30日の興行からこの新階級制が導入された〔[パンクラス]新階級は1月30日の後楽園大会より導入。軽量級が充実 BoutReview 2007年12月4日〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パンクラス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pancrase 」があります。 スポンサード リンク
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