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パンク・ファッション(Punk Fashion)とは、ファッションの一種。そこから端を発する様々な文化現象を指す語。単に「パンク」と表記される場合もある。元はパンク・ロックから派生したが、現在では音楽とは別のムーブメントとして認識され、このファッションの愛好者にはパンク・ロックには関心がないものも少なくない。 == 概要 == 1970年代後半、ロンドンでヴィヴィアン・ウエストウッドのブランドを取り扱っていた店の経営者マルコム・マクラーレンがメンバーを集めて結成したとされるセックス・ピストルズの衣装に端を発する。マルコムは、ニューヨーク・ドールズのマネージャー時代に出会ったリチャード・ヘルのルックスに感銘を受け、そこに安全ピンや缶バッジなどをつけ足すことで、セックス・ピストルズのルックスを完成させた。 高級ブランドのヴィヴィアン・ウエストウッドの前身SEDITIONARIESは日本でパンク・ファッションの代名詞のように言われているが、セックス・ピストルズの衣装は殆どが自作の安物だったとされている(ヴィヴィアン・ウェストウッドと一番深い関わりのあったジョニー・ロットンだけはヴィヴィアンにガーゼシャツなどの高価な洋服を譲ってもらっていた)。しかしジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)によると、ジョンが自分でアレンジした服が数週間後には「SEX」に並んでいたという。 つまり、一般人でも真似する事が簡単で、衣装というよりは普段着に近いシンプルなファッションスタイルだった。彼らの音楽精神を強く感じさせるスタイルである事もあいまって、若者たちの間でこのファッションは広がっていった。 ちなみに、ページ写真にあるような「典型的」パンク・ファッション(原色に染めた髪を逆立てる、モヒカン刈りやスキンヘッドにする、革ジャンに鋲を打つなど)は80年代にイギリス郊外で大流行したパンク・リバイバル/ハードコア・パンク以降のものであり、70年代のパンクスには見られない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パンク・ファッション」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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