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パンチェン・ラマ( 、ラテン文字慣用表記: 、漢語表記: )は、チベット仏教ゲルク派においてダライ・ラマに次ぐ高位の化身ラマへの称号である。無量光仏(阿弥陀如来に相当)の化身とされ、転生 (生まれ変わり) によって後継者が定められる。 == 概要 == チベットのシガツェ市のタシルンポ寺の座主である。チベット仏教ゲルク派で序列2位とされ、ゲルク派内での宗教上の格式はダライ・ラマにも匹敵する。「天に太陽と月があるように、人間にはダライ・ラマとパンチェン・ラマがいる」と表現されることもある。ただし、ダライ・ラマが宗教的権威であるとともにチベット国王を兼ねる政治的最高指導者〔ダライ・ラマ14世は2011年3月に政府の長を引退し、現在のチベット亡命政府では「チベットとチベット人の守護者にして象徴」という精神的指導者として位置づけられている。〕であるのに対して、パンチェン・ラマの権限は基本的には宗教的なものである。タシルンポ寺には歴代のパンチェン・ラマの霊塔が配置されている。 「パンチェン」とは、サンスクリット語のパンディタ(学匠)とチベット語のチェンポ(偉大)の合成語。ラサ方言に基づく現代標準チベット語では「ペンチェンPänchen」と発音し、ペンチェン・リンポチェあるいはタシ・ラマ(タシルンポ寺の座主であることから)と呼ばれることが多い。モンゴル語ではパンチェン・エルデニ(班禪額爾德尼)と呼ぶ。 当代はパンチェン・ラマ11世であるが、ダライ・ラマ14世ならびにガンデンポタン認定の11世である ゲンドゥン・チューキ・ニマと、中華人民共和国国務院(中国共産党による一党独裁)が認可した11世であるギェンツェン・ノルブのふたりが併立する事態となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パンチェン・ラマ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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