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パンテック ( リダイレクト:パンテック&キュリテル ) : ウィキペディア日本語版
パンテック&キュリテル

パンテック&キュリテル(''Pantech & Curitel'')は、韓国携帯電話専業メーカー。韓国ではサムスン電子LGエレクトロニクスとならぶ3大携帯電話メーカーであり、韓国内でのシェアはLGエレクトロニクスと第2位の座を争っていた(2011年シェアはパンテック2位、LG3位)。
世界の携帯電話メーカーの中では第7位のシェアを持ち、「Pantech」のブランドで世界各地にCDMAcdmaOne1x EV-DOを含むCDMA2000HSDPAを含むW-CDMA)、GSM形式の携帯電話端末を供給している。
日本での知名度はあまり高くないが、かつて日本市場に参入しKDDI沖縄セルラー電話連合(以下、各au)にスマートフォンを含む携帯電話端末を2005年冬モデルから2012年冬モデルまで約7年間供給していた。韓国紙の日本向けニュースサイトなどでは韓国語の発音から「ペンテック」とも表記されていた事があったが、日本法人のパンテック・ワイヤレス・ジャパン株式会社(''Pantech Wireless Japan Inc.'')は表記に「パンテック」を採用している。当初より「キュリテル」という名称は一切使用しておらず、パンテック(''PANTECH CO.,LTD.'')が正式社名、および正式名称となる。
== 沿革 ==

* 1991年 - パンテック社、ポケットベル製造企業として設立。
* 1997年 - 韓国証券取引所に上場。
* 1998年 - 携帯電話端末の製造を開始。
: 主にモトローラ等に海外向け携帯端末のOEM供給をおこなう。
* 2001年 - 元現代グループ・ハイニックス半導体(旧・現代電子産業)の携帯電話端末部門を分社化した現代キュリテル社を買収。
: 小が大を呑む合併と評される。これにより韓国市場に本格参入を果たす。
* 2005年 - 携帯電話通信事業者・SKテレコムの携帯電話端末製造子会社のSKテレテック社を買収。
: 同年冬、日本市場に参入。
* 2006年12月 - パンテックグループの資金難が表面化し、債権団の管理下に入る。
* 2011年12月 - ワークアウト終了。債権団の管理下より外れる。
* 2014年3月 - 2014年7月の期間で2度目の銀行などが構成する債権団が主導する企業再建プログラムのワークアウトを適用される。
* 2014年8月 - 3度目のワークアウト入り。
* 2014年8月12日 - 法廷管理手続き開始の申し立てを決定。2014年1-3月期(第1四半期)時点の負債総額は9907億ウォン(約985億円)と、資産の2倍近くに上っていた〔。
* 2014年8月20日 - ソウル地裁がパンテックの再建手続きを開始。裁判所は「パンテックは、国内有数の携帯電話メーカーであり、協力会社が550社に達するなど、国民経済に及ぼす波及効果が大きく、すぐに再生手続の開始を決定した」とその背景を明らかにした。
* 2014年10月7日 - 再建手続きに伴う身売り先の選定作業で、買収意向書の募集が締め切られた。中国企業1社が応募したと報道された〔。
* 2014年11月21日 - 売却入札が締め切られたものの、買収価格を提示した買い手がなく、売却入札が流札。
* 2015年1月28日 - 韓国人と海外在住韓国人で理事陣が構成されたワンバリュー・アセット・マネジメントが買収意向書を提出。
* 2015年3月6日 - 代金未納のためワンバリュー・アセット・マネジメントへの売却が白紙化したとソウル中央地裁破産3部が発表。
* 2015年4月20日 -サムジョン会計法人とKDB大宇証券が提出していた買収意向書を、ソウル中央地裁破産部は実質的な買収意志や買収能力がないと判断し、棄却。
* 2015年5月26日 - 企業再生手続きの廃止を申請。
* 2015年6月18日 - ソウル中央地裁、韓国の光学機器メーカーであるオプティス社が主導する企業連合による同社の買収計画を認めると発表。
* 2015年7月17日 - オプティス社がパンテックを買収。買収額は約400億韓国ウォン(当時レートで約43.18億円)とされており、契約の合意に先立ってまずは約20億韓国ウォン(約2.16億円)を支払われた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パンテック&キュリテル」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pantech 」があります。




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