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パンデクテン ( リダイレクト:パンデクテン方式 ) : ウィキペディア日本語版 | パンデクテン方式[ぱんでくてんほうしき] パンデクテン方式(パンデクテンほうしき)とは、民法典において、一般的・抽象的規定を個別的規定に先立ち「総則」としてまとめることにより、法典を体系的に編纂することに主眼をおいた著述形式である。日本の民法典は、パンデクテン方式によって構成・記述されている。対する形式がインスティトゥティオネス方式(:de:Institutiones)。 ==成り立ち== パンデクテンとは、『ローマ法大全』のうち著名な法学者の学説を編纂した『学説彙纂』(がくせついさん。希 pandectes,羅 pandectae/digesta,独 Pandekten/Digesten)のことである。19世紀のドイツ私法学では、『学説彙纂』を重視した概念法学が隆盛を極め、パンデクテン法学 (Pandektenwissenschaft) と称された。パンデクテン方式は、パンデクテン法学の代表的学者であるベルンハルト・ヴィントシャイト(:de:Bernhard Windscheid)が著した『パンデクテン教科書』で用いられ、後にパンデクテン法学の成果として結実したドイツ民法典(1900年成立)で用いられたことから、この名で呼ばれる。 1896年(明治29年)に公布され1898年(明治31年)に施行された日本の民法典は、ドイツ民法典に先行して成立したものの、当時起草中であったドイツ民法典、特にドイツ民法典第一草案の影響を強く受け、パンデクテン方式によって構成・記述された。もっとも、その内容においては、フランス民法典や他の先進各国私法の影響も見られる。
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