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パンドラウイルス科 : ミニ英和和英辞書
パンドラウイルス科[か]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ウイルス : [ういるす]
 【名詞】 1. virus 2. (n) virus
: [か]
  1. (n,n-suf) department 2. section 

パンドラウイルス科 ( リダイレクト:パンドラウイルス属 ) : ウィキペディア日本語版
パンドラウイルス属[ぱんどらういるすぞく]

パンドラウイルス属 (''Pandoravirus'') とは、ウイルスの1である〔。単にパンドラウイルスとも呼ばれる。2013年時点で2が発見されているが、いずれもカプシド径が長さ1μm、幅0.5μm、ゲノムが約200万塩基対と、共に既知のウイルスの中で最大である。(一般的なウイルスは0.05μmから0.1μm程度である。)そのため、新しいドメインを構成する生物ではないかとする説もある〔。
== 概要 ==
パンドラウイルス属は、2013年エクス・マルセイユ大学の Nadège Philippe らの研究チームによって発見されたウイルスである〔。2種が記載されており、それぞれパンドラウイルス・サリヌス (''Pandoravirus salinus'') とパンドラウイルス・ドゥルキス (''Pandoravirus dulcis'') という学名が付けられている〔〔。この2種をもってパンドラウイルス科 (Pandoraviridae) とパンドラウイルス属を構成する。発見の成果は同年7月19日サイエンスに掲載され、電子顕微鏡によって撮影されたパンドラウイルスの写真が同誌の表紙を飾った〔。
パンドラウイルス属はアメーバ寄生するウイルスである。サリヌスはチリトゥンケン川河口から、ドゥルキスはオーストラリアメルボルン近郊にある淡水湖から発見された。どちらも水中の堆積物中に豊富に生息するアメーバを調査した結果である〔。アメーバが研究対象となったのは、2003年に巨大なウイルスとしては初めて記載されたミミウイルス (''Acanthamoeba polyphaga mimivirus'') をはじめとして、しばしばアメーバから寄生する巨大なウイルスが発見された〔A Giant Virus in Amoebae ''Science'' 〕ためである。メガウイルス・キレンシス (''Megavirus chilensis'') のように宿主は不明であるが、実験室の中ではアメーバに寄生することが確認されているものもある〔Distant Mimivirus relative with a larger genome highlights the fundamental features of Megaviridae ''Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America'' 〕。これらの巨大なウイルスはアメーバに感染する事でアメーバを餌にしていると考えられており、ヒトには感染しない〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pandoravirus 」があります。




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