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板門店(パンムンジョム、はんもんてん、)は、朝鮮半島中間部に位置する朝鮮戦争停戦のための軍事境界線上にある地区である。北側の朝鮮人民軍と南側の国連軍の停戦協定が1953年に調印され、同年10月以降は停戦を監視する「中立国監視委員会」と「軍事停戦委員会」が設置され、停戦協定遵守の監視を行っており、60年以上に渡る朝鮮の南北分断を象徴する場所となっている。 ==概説== 板門店は、ソウルの北約80km、京畿道坡州市に隣接する、また平壌の南約215km、開城の南約8キロに位置する朝鮮戦争の停戦ラインである軍事境界線(「非武装区域」とも)上にある()。 なお、板門店の周囲は南北両国の共同警備区域() となっており、韓国軍を中心とした「国連軍」と朝鮮人民軍が境界線を隔てて顔を合わせている。 板門店内には、1953年10月の設置以降、国連軍と朝鮮人民軍の停戦協定に基づく「中立国監視委員会」と「軍事停戦委員会」の本会議場が設置され、停戦協定遵守の監視を行っている。「軍事停戦委員会」本会議場は南側、「中立国監視委員会」は北側の施設となっており、緊急度を4段階(第一級 - 第四級)に分けた会議を開いている。 板門店は、第二次世界大戦後の冷戦下において、南北朝鮮と同じく分裂国家であった東西ドイツ間に置かれた「ベルリンの壁」と並んで、長く「冷戦の象徴」であった。そして、世界のほとんどの地域で冷戦が終結し、さらにベルリンの壁が崩壊したのちにドイツ再統一が成った1990年以降において、世界で唯一「冷戦の最前線」になっている。 また、南北朝鮮両国が過去何度も会談を開いてきたほか、北朝鮮支援物資も板門店を抜けて渡っていくように(現在は、都羅山に南北出入管理事務所と南北直通道路ができたことにより、板門店を経由した物資、人の往来はほとんどない)、対戦状態(休戦中)にある南北朝鮮両国の唯一の接点である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「板門店」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Panmunjom 」があります。 スポンサード リンク
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