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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
パーシパエー()は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してパシパエとも表記される。 太陽神ヘーリオスとペルセーイスの娘で、アイエーテース、ペルセース、キルケーと兄弟。クレータ島の王ミーノースの妻となり、カトレウス、、グラウコス、アンドロゲオース、アカレー、クセノディケー、アリアドネー、パイドラーを生んだ。 キルケーと同じく魔術に優れ、またミーノータウロス(ミノタウロス)の母としても知られる。 == 神話 == ミーノースは義父であるクレータ王アステリオスが死んだとき、クレータの王位を要求したが受け入れられなかった。そこでミーノースは王国が神々によって授けられた証に、自分の願いは何でもかなえられると言った。彼は海神ポセイドーンに犠牲を捧げ、海から牡牛を出現させることを願い、その牡牛をポセイドーンに捧げると誓った。すると願いはかなえられ、海中から1頭の美しい牡牛が現れたので、ミーノースは王位を得ることができた。ところがミーノースはその牡牛が気に入って自分のものにしてしまい、ポセイドーンには別の牡牛を捧げた。ポセイドーンは怒って牡牛を凶暴に変え、さらにパーシパエーがこの牡牛に強烈な恋心を抱くように仕向けた。 別の伝承では愛の女神アプロディーテーが、パーシパエーが自分を敬わなかったため、あるいは父であるヘーリオス神が軍神アレースとの浮気をヘーパイストスに告げたことを怨んで、パーシパエーをエロースに彼の弓矢で射させ、彼女に牡牛への恋を抱かせたとされる。 パーシパエーは思いを遂げるため工匠ダイダロスに相談した。するとダイダロスは木で牝牛の像を作り、内側を空洞にし、牝牛の皮を張り付けた。そして像を牧場に運び、パーシパエーを中に入れて牡牛と交わらせた。この結果、パーシパエーは身ごもり、牛の頭を持った怪物ミーノータウロスを生んだ。ミーノースは怒ってダイダロスを牢に入れたが、パーシパエーはダイダロスを救い出してやったともいわれる。 またパーシパエーはミーノースが女好きだったことに腹を立てて、ミーノースに魔法をかけ、彼が別の女を抱こうとすると、体から蛇やムカデ、サソリを放って相手の女を殺してしまうようにした。この魔法によって多くの女が死んだが、プロクリスのみはキルケーの薬草によって魔法を無効にし、あるいは別の策によって無事であったという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パーシパエー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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