|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 障害 : [しょうがい] 【名詞・動詞】1. obstacle, obstruction 2. impediment (fault) 3. damage ・ 害 : [がい] 1. (n,vs) injury 2. harm 3. evil influence 4. damage
パーソナリティ障害(パーソナリティしょうがい、, PD)とは、文化的な平均から著しく偏った行動の様式であり、特徴的な生活の様式や他者との関わり方、または内面的な様式を持ち、そのことが個人的あるいは社会的にかなりの崩壊や著しい苦痛や機能の障害をもたらしているものである。青年期や成人早期に遡って始まっている必要がある。症状が著しい苦痛や機能障害をもたらしていないものは、正常なパーソナリティである。 従来の境界例や精神病質の受け皿にあたる概念である。以前は、人格障害(じんかくしょうがい)の訳語が当てられていたが、烙印〔あるいは偏見的なニュアンスが強いことから現在の名称に変更された。なお以前は同様の意図から性格障害と言われることもあった。 ==定義== パーソナリティは、見方や反応の仕方、考え方、人とのかかわり方、振る舞いの仕方といったことの持続的なパターンであり、その人らしさを形成している。それが、適応的にできなくなり、臨床的に著しい苦痛や機能の障害をもたらしている場合にパーソナリティ障害である。 世界保健機関は以下のように定義する。パーソナリティとは、個人の生活様式と、他者との関係の仕方における様々な状態と行動のパターンである。パーソナリティ障害は、根深い持続する行動のパターンであり、文化による平均的な人間のものから偏っている。パーソナリティ障害は、小児期、青年期に現れ持続するものである。従って、成人期に発症したなら、ストレスや、脳の疾患に伴って起きる別の原因がある可能性がある。各々のパーソナリティ障害は、行動上の優勢な症状に従って下位分類されているだけであり、排斥しあうことはない。 しかし、苦しみやつらさが一つに限局できず、より深い問題を抱える例がある。このような患者は慢性的、かつ複数の症状を抱えており、抑うつや不安感、厭世観や希死念慮などの、人生を幸せに生きることができないという広範囲に及ぶ問題を持ち、「自分が自分であることそのもの」「生きることそのもの」、つまりパーソナリティが苦しみやつらさの中心であるとしか表現できないような状態を、「パーソナリティ障害」と位置付けている。「パーソナリティ障害」という診断名を付けることは、障害の対象を明確にすることにより、治療とそのためのコミュニケーションに利用するというポジティブな意味でなされている。 『現代臨床精神医学』改訂第11版では、精神医学において疾病(病気)(illness)は、正常な状態である「健康」に対置する価値概念であり、平均からかけ離れた状態になり、生存する上で不利であり、人間が生活していく上で不都合な状態であるとする社会的な側面も包含していると説明し、よって、パーソナリティ障害は平均から偏っているという異常があり病的であるとしている。しかし、また注釈では、本質的で重大な問題があるため、世界保健機関(WHO)は疾患や病気といった言葉を避け、障害という用語を用いていることを、説明している〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パーソナリティ障害」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|