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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
パート・ド・ヴェール(, )はガラス工芸の一種。ガラスの粉末を型の中で熔融して成型するガラス工芸の技法の1つで、フランス語で「ガラスの練り粉」を意味する。 「パート」は本来焼き物用に練った土を指す言葉で、まず粘土やワックス等の素材で作品の原型となる塑像を作り、それをもとに耐火石膏などで鋳型を作って様々な色のガラスの粉に糊を加えて練ったもの(ヴェール)を詰め、そのまま窯の中で焼成して、冷えたあと鋳型から取り出し表面を研磨して仕上げるもので、陶磁器とガラス双方の長所を備えた中間的製法とされている〔世界ガラス工芸史 カラー版 中山公男 監修 美術出版社 2000.3. P146〕〔キルンワーク 電気炉を使った手作りガラス工房 奥野美果 編著 ほるぷ出版 2008.3. 第2章 〕。 ==特徴== 鋳型に詰めるガラスの粉は、その目的に合わせて粒の細かさや色の種類・濃淡などを自由に調合でき、さらに細部まで自在に色を付けることができるため、吹きガラスでは作ることが出来ない極めて繊細で表現豊かな作品の制作が可能である〔ガラスと文化 その東西交流 由水常雄 日本放送出版協会 1997.9. P51~53〕。 吹きガラスやトンボ玉などの「ホットワーク」と呼ばれる技法と違って、その造形過程で熱く溶けたガラスを扱わないため比較的安全に制作できるが、一方でその作業工程では、原型や鋳型作り、ガラス粉の詰め込みと焼成、研磨に至るまで、多くの手間と時間がかかり、微妙で繊細な技量が要求される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パート・ド・ヴェール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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