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パーマカルチャー
【名詞】 1. permaculture 2. sustainable living practices, (n) permaculture/sustainable living practices =========================== ・ パーマカルチャー : [ぱーまかるちゃー] 【名詞】 1. permaculture 2. sustainable living practices, (n) permaculture/sustainable living practices ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
エコロジカルデザイン・環境デザイン分野の用語であり、自然のエコシステムを参考にし、持続可能な建築や自己維持型の農業システムを取り入れ、社会や暮らしを変化させる総合的なデザイン科学概念。 == 定義 == パーマカルチャー(Permaculture)という言葉は1970年代にオーストラリア南部のタスマニア島で暮らしていたデビッド・ホルムグレンとビル・モリソンが作った造語である。ふたりによれば最初その言葉はパーマネント(permanent)とアグリカルチャー(agriculture)を組み合わせ「永続する農業」という意味が込められていた。パーマカルチャーを初めて世に問うふたりの唯一の共著『パーマカルチャー・ワン』(1978年)によれば、「動物や多年生の植物、および自家更新する植物を人間が利用する目的で組みあわせたシステムであり、それは常に進化する」と定義されていた。 パーマカルチャーの元となるパーマネント・アグリカルチャーという概念は、ふたりが『パーマカルチャー・ワン』の中で指摘するようにモリソンやホルムグレンの創造ではない。パーマネント・アグリカルチャー(永続する農業、持続型農業)はアメリカの土壌学者、FHキングが日本、中国、朝鮮半島の視察を綴る『東アジア四千年の永続農業(農文協、 杉本俊朗訳)の副題で使われていた。また、J・ラッセル・スミスが1929年に出版した『トゥリー・クロップス(Tree Crops)』の副題もパーマネント・アグリカルチャーだった。すでに20世紀初頭において、そういう考え方が生まれてきたことは、「永続しない」農業が支配的になりつつあったことがうかがえる。 このようにパーマカルチャーは、少なくともその創世においては動物や多年生の木を組み合わせ、その特性を利用する。そして野菜など一年生の植物を野生化し、多年生化する、それが基本の概念だった。一年生の野菜や穀物に依存する現代人の暮し方、単一作物栽培、モノカルチャーを指向する農業に頼りっきりな現代社会への批判であり、もうひとつの生き方の可能性、社会のあり方を提示するものだった。「永続的な農業(パーマネント・アグリカルチャー)」を指すとされたパーマカルチャーだが、提唱されてから30年以上を経て、最近では「永続的な文化(パーマネント・カルチャー)」を意味するという解釈が広がりつつある。ホルムグレンは2012年に邦訳が出版された『パーマカルチャー:農的暮らしを実現するための12の原理』(コモンズ、リック・タナカら訳)で「食物や繊維、エネルギーなど人間の必要を満たすため、自然の中に見られるパターンや関係を真似し、風土を意識的にデザインすること」と定義している。ホルムグレンは、ピークオイルと気候変動の発症など人間社会がこれまでにない変動を迎える時代、右肩上がりに成長しない不確実な時代に、パーマカルチャーは「下降の時代の文化」としてその真価を発揮すると説く。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「パーマカルチャー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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