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パール・バック : ミニ英和和英辞書
パール・バック[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

パール・バック ( リダイレクト:パール・S・バック ) : ウィキペディア日本語版
パール・S・バック[ぱーるえすばっく]

パール・サイデンストリッカー・バックPearl Sydenstricker Buck, 1892年6月26日 - 1973年3月6日)はアメリカの女性小説家南長老ミッション宣教師の両親と中国(中華民国)に渡り、そこで育つ。処女作『東の風・西の風』に続き、1931年に代表作『大地』を発表して1932年にピュリッツァー賞を受賞。『大地』は『息子たち』『分裂せる家』とともに三部作『大地の家』を成す。1938年にノーベル文学賞を受賞した。
== 経歴 ==
1892年、パール・コンフォート・サイデンストリッカー(Pearl Comfort Sydenstricker)としてウェスト・バージニア州ヒルスボロで生まれ、生後3ヶ月で宣教師である父アブサローム・サイデンストリッカー、母キャロライン・サルティングとともに中国江蘇省鎮江に渡った。英語と中国語の両言語を話すバイリンガルとして育った。中国名:賽珍珠(サィ・チンシュ)。バックの7人の兄弟姉妹のうち、4人は幼少時に疫病で亡くなった。バックは「生まれと祖先に関しては私は米国人だが、同情と感覚において私は中国人だ」と語っている。
幼いころは自分を中国人だと信じて育ったバックだが、1911年、大学教育を受けるためにアメリカに帰国してランドルフ・マコン女子大学に入学した。1914年の卒業後、母の病気の知らせを受けて宣教師として中国に戻る。1917年、南京大学で教鞭を執っていた農業経済学者兼宣教師のジョン・ロッシング・バックと結婚し一時南京大学、南東大学で英文学を講義する。1926年、一時帰国してコーネル大学修士号を取得した。1927年に南京事件に遭遇し、日本の雲仙に一時難を避けた。この後中国に戻った彼女は本格的な執筆活動を開始する。
1930年、最初の小説である『東の風、西の風(East Wind, West Wind )』を発表。1931年、二作目『大地(The Good Earth)』が大ベストセラーとなり、1932年のピューリッツァー賞をとる。しかし同年、ニューヨークの講演が原因で長老派伝道委員から非難され、宣教師の地位を辞した。1934年、中国を離れ、半生を過ごしたその地に二度と戻ることはなかった。1935年、ジョン・ロッシング・バックと離婚。すぐに出版エージェントであったリチャード・ウォルシュと再婚する。1938年、『大地』の業績によってノーベル文学賞を受賞する。これは、スウェーデン探検家学者スヴェン・ヘディンの推薦によるものである。
最初の夫との間に知的障害を持つ一人娘キャロルがいるほか、その後は子どもの産めない身体になったために、6人の孤児を養子として自らの手で育てた。リチャードとともに国際的な人種を問わない養子仲介機関であるウェルカム・ハウス(Welcome House)も設立している。また、リチャードの死後、自分の娘達の若きダンス教師であったセオドア・ハリスと再婚し、彼とともに米国人とアジア人との混血の寄る辺のない子供達を教育するためにパールバック財団を設立した。1970年、セオドアとも離婚して、晩年はヴァーモント州で隠遁生活を送った。
多くの小説やノンフィクションの他に、児童書や絵本も執筆した。谷本清の広島における平和活動への支援もおこなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pearl S. Buck 」があります。




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