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パーンドゥ : ミニ英和和英辞書
パーンドゥ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

パーンドゥ : ウィキペディア日本語版
パーンドゥ[ちょうおん]

パーンドゥPāndu, )は、インド叙事詩マハーバーラタ』に登場するクル王の名。その名は蒼白を意味する。ヴィヤーサ仙との子で、の異母弟。第1王妃クンティーとの間にユディシュティラビーマアルジュナを、第2王妃との間にナクラサハデーヴァをもうけたとされる。『マハーバーラタ』は彼の5王子パーンダヴァと、ドリタラーシュトラの百王子カウラヴァとの抗争が主題となっている。
マハーバーラタ』によると、クルの王家が王位継承者不在の危機に瀕したとき、シャーンタヌ王の妃サティヤヴァティーはかつて仙との間に生んだヴィヤーサを呼んで、彼女の亡き王子ヴィチトラヴィーリヤの2人の寡婦とアムバーリカーとの間に子をもうけてくれるように頼んだ。苦行に明け暮れていた彼は見るに堪えない姿だったので、第1王妃アムビカーは彼が近づくと思わず目を閉じてしまった。その結果盲目の王子ドリタラーシュトラが生まれた。第2王妃のアムバーリカーはヴィヤーサを見て真っ青になったので、蒼白の王子パーンドゥが生まれた。
パーンドゥは盲目の兄に代わって王となり、クンティーとマードリーを妃とした。しかしパーンドゥは狩の最中に交合する鹿に出会い、これを射殺したことがあった。この鹿は隠者(ムニ)のが化けた姿であり、彼は死の間際、パーンドゥに女性と同衾すると死ぬという呪いをかけた。パーンドゥは隠者を殺してしまったことを後悔し、出家して、苦行して暮らすことを決意し、2人の妃もそれに従った。
パーンドゥは天界に渡ろうと考えて、シャタシュリンガ山を訪れ、この地で多くの聖仙とともに苦行を積んだ。しかし子供のない者は天界に渡れないため、過去の呪いがパーンドゥを悩ませた。パーンドゥはクンティーに、自分の母のように聖仙との間に子をもうけて欲しいと頼んだ。さいわい、クンティーは神々を呼び出して子を授かるという特権を得ていたので、パーンドゥは彼女に頼んで神々の子を産んでもらった。クンティーは正義と法の神ダルマ、風神ヴァーユ、雷神インドラを呼び出し、ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナを産んだ。パーンドゥはさらに子を望んだがクンティーに拒否された。しかしパーンドゥはマードリーから自分も子供が欲しいと相談されたので、パーンドゥはマードリーのためにも神々を呼んで欲しいと頼んだ。クンティーは1度に限定したので、マードリーは天界の双生児であるアシュヴィン双神を呼んでもらい、双神との間にナクラ、サハデーヴァを産んだ。
パーンドゥは5人の子供を得て幸福に暮らした。しかしある日、パーンドゥはマードリーと散歩するうちに、薄着姿のマードリーに欲情して抱きしめてしまい、呪いによって死んだ。マードリーは夫の後を追って焼身自殺してしまった。長男のユディシュティラは幼かったので、王位はドリタラーシュトラに移り、彼は老境に至って王権を弟の子に返した。
== 関連項目 ==

*ヴァルナ
*ジョルジュ・デュメジル


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パーンドゥ」の詳細全文を読む




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