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hydroxylamine ===========================
ヒドロキシルアミン (hydroxylamine) は示性式が NH2OH と表される無機化合物である。水とアンモニアが互いに一部分を共有したような構造を持っているので、それらの混成体と見ることもできる。純粋なヒドロキシルアミンは室温で不安定な結晶性の固体であり、吸湿性を持つ。潮解性がある。一般的に水溶液、または塩酸塩などの塩として取り扱われる。 ヒドロキシルアミンは生合成的硝化の中間体である。アンモニアの酸化はヒドロキシルアミン酸化還元酵素によって媒介される。 == 生産 == いくつかの合成法が知られている〔Earnshaw, A.; Greenwood, N. ''Chemistry of the Elements''; Butterworth-Heinemann: Oxford, 1997; 2nd ed., pp. 431–432. ISBN 0750633654〕。 ラシヒ法 (Rashig Synthesis) では、まず亜硝酸アンモニウム水溶液を 0 において HSO4-/SO2 で還元し、ヒドロキシルアミド-''N'',''N''-ジスルフェートとする。これを加水分解して硫酸塩 (NH3OH)2SO4 を得る。 : NH4NO2 + 2 SO2 + NH3 + H2O → 2 : +22- + H2O → + : 2+- + 2 H2O → 2 + 2 固体のヒドロキシルアミンはこの硫酸塩を液体アンモニアで処理することによって得られる。硫酸アンモニウムは液体アンモニアに不溶なのでろ別でき、アンモニアは減圧下に留去される。 他の合成法として、ヒドロキシルアンモニウム塩を経るものがある。亜硝酸または亜硝酸ナトリウムを亜硫酸イオンで還元する。生成したヒドロキシルアミド-''N''-スルフェートを加水分解し、ヒドロキシルアンモニウム塩としたのち、ナトリウムブトキシドで中和し遊離のヒドロキシルアミンを得る。 : HNO2 + 2 HSO3- → 2 2- + H2O → - + - : - + H3O+ → + + -(100 ℃、1時間) : Cl + NaOBu → NH2OH + NaCl + BuOH 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒドロキシルアミン」の詳細全文を読む
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