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ヒノキバヤドリギ
ヒノキバヤドリギ(''Korthalsella japonica'')は、小柄な木本性の寄生植物。葉が小さく退化し、ヒノキの枝のように見える。 == 特徴 == 高さ5-20cmにしかならない常緑性の低木〔以下、主として佐竹他編著(1999),p.102〕。茎は緑色で無毛、扁平で、古くなると向かい合わせの稜が翼状に突出する。茎には多くの節があり、節間は2-20mm程度、節の部分で折れやすい。葉は対生するが小さな突起状に退化しており、輪になって節を取り囲む。 春から秋に、節の部分に数個の小さな花をつける。雌雄同株〔堀田(1997)は雌雄異株としてある。〕で花は単性、緑色で長さ0,8mmほど、苞葉はなく、花披片は3枚あって互いに合着している。雄花では花披片は深く三裂し、それぞれの内側に1個ずつ雄蘂を付ける。雌花では花披片は先端が浅く裂けるだけで、その中央に短い花柱が出る。成熟するとその先端に粘球が出来る〔牧野(1961),p.108〕。果実は熟すと球形で黄色くなり、径は約2mm、種子は粘液に包まれ、他物に付着しやすい。 和名の意味はヒノキ葉ヤドリギであり、その枝の様子がヒノキに似ることによる〔牧野(1961),p.108〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒノキバヤドリギ」の詳細全文を読む
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