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ヒハツモドキ : ミニ英和和英辞書
ヒハツモドキ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ヒハツモドキ : ウィキペディア日本語版
ヒハツモドキ

ヒハツモドキ学名:)とは、コショウ科の木本性つる植物(藤本)である。別名はジャワナガコショウ、ヒハツ。初島 (1975) では別名としてサキシマフウトウカズラを挙げている。
東南アジア(インドシナ、マレーシア、タイ等)原産〔多和田真淳監修・池原直樹著 『沖縄植物野外活用図鑑 第1巻 栽培植物と果樹』 新星図書出版、1979年、18頁。〕〔建設省土木研究所環境緑化生態研究室監修、財団法人海洋博覧会記念公園管理財団編集『沖縄の年緑化植物図鑑』 海洋博覧会記念公園管理財団、1997年、297頁。〕〔堀田 (1996) ではインドネシア東部のマルク諸島原産とされている。〕〔,中国原産説は否定している。〕で、日本では沖縄県で栽培されたり〔〔、野生化している〔。
つる性で長さ4m程、全株無毛。葉身は長楕円形から卵状楕円形で先鋭、基部は左右不対称になることがある。葉身は膜質、やや硬くて、葉脈が両側に少し突出する。葉身は長さ7-15cm、葉柄は7cm以下。雌花序は葉と対生して、長さ2cmほどになる。果実は円筒形で長さ3cm程、赤く熟す〔〔〔初島 (1975)〕。結実期は6から10月〔。全体に、本州南部以南に分布するフウトウカズラによく似ているが、本種の方が葉が薄くてつやがある点、フウトウカズラは5行脈であり、本種は羽状脈である点、フウトウカズラは葉の裏面に毛がある点などで区別できる〔。
種子や新芽を薬用香辛料として利用され〔〔、沖縄県では未熟のままのを収穫し、乾燥し炒って粉にしたものを料理の香辛料・調味料として用いる。発汗作用があるため、新陳代謝を促す働きもある。八重山諸島ではその香辛料を「ピパーチ」〔、「ピパーツ」〔八重山毎日新聞 ">本島在の八重山郷友らピィパーズ「生かす会」を結成 八重山毎日新聞 〕と呼んでいる。その他、建物の壁や石垣などに這わせて壁面緑化にも利用されている〔。

File:Piper retrofractum1.JPG|未熟果
File:Piper_retrofractum2.jpg|葉と果実。写真右はフクギの葉。
File:Pipazu.jpg|ヒハツモドキで作った香辛料ピパーチ(異称あり〔,例。チバティ - 与那国 / ピパチ - 石垣 / ピーヤシ - 竹富 / ピパーツ - 宮古 / フィファチ - 首里 など。〕)

和名は堀田 (1996) などヒハツとされる場合もあるが、同属別種の''Piper longum''もヒハツとされる。ここでは、米倉・梶田 (2003-) 等に従いヒハツモドキとした。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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