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ヒペリシン (hypericin) は、オトギリソウ (''Hypericum'') に含まれる暗赤色のアントラキノン系天然色素である。ハイパフォリンとともにハーブのセイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)に含まれる主な生理活性成分の一つである。 ソバに含まれるファゴピリン(Fagopyrine)はヒペリシンの2及び5位にピペリジンが結合した誘導体で、同様に光増感効果を持つ。 ==光増感色素== 光照射により励起された色素分子から励起エネルギーが化学反応を伴わずに他の分子に移動して光化学反応を起こす作用を光増感作用といい、光増感作用を持つ色素を光増感色素という。 ヒペリシンは天然の光増感色素であるため、ヒペリシンを含むオトギリソウ属を食べた動物は皮膚が光に敏感になり、摂取後に光に当たると、ときには痛みや湿疹・浮腫を生じて体温が上昇し、死に至ることもある。このようなヒペリシンの体内摂取によって光線過敏になり皮膚等に症状が出ることをヒペリシズム (hypericism) という。ファゴピリンを含むソバも同様に光線過敏を起こす。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒペリシン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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