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心気症(英:hypochondriasis)とは、身体の徴候や症状の誤った解釈のため、病気にかかるあるいはかかっているとの思い込みが6か月以上持続しており、それが著しい苦痛や機能の障害を呈している精神障害である〔『DSM-IV-TR』§心気症。〕。 心気症は、『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版のDSM-IVの診断名である。第5版のDSM-5では病気不安症(英:Illness Anxiety Disorder)である。 DSM-IVにおける診断基準の1つは身体醜形障害ではないことを要求している。 DSM-5では医療を求める型と、避ける型を特定するよう記載されている。 頭痛や胃痛といった、些細な心身の不調を誤って解釈し、「がんなどの重篤な病気にかかっているのではないか」と思い込んでいるものである。いくら検査などで身体に異常がないと指摘されても、容易に考えを変えることができず、病院を転々とすることもしばしばある。たとえば、バルザックの『谷間の百合』に出てくるモロソフ伯爵がこれにあたる〔中外医学社『コメディカルのための専門基礎分野テキスト 精神医学』171ページ〕。 == 出典 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「心気症」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hypochondriasis 」があります。 スポンサード リンク
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