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ヒメウツギ : ウィキペディア日本語版
ヒメウツギ

ヒメウツギ(姫卯木、学名:''Deutzia gracilis'')はアジサイ科ウツギ属落葉低木 〔『日本の野生植物 木本Ⅰ』pp.174-175〕〔『樹に咲く花(離弁花2) 山溪ハンディ図鑑4』pp.72-73〕。
== 特徴 ==
樹高は1.5mになり、株立ちし、よく分枝する。樹皮は灰褐色で、古くなると縦に裂け、短冊状になって剥がれ落ちる。新しいはやや褐色を帯びた緑色で、毛はない。 は対生し、葉身は長さ4-8.5cm、幅1.5-3cmで、長楕円状披針形または狭卵形になる。葉の先端は長くとがり、基部は広いくさび形または円形、縁は細鋸歯になり、表面は星状毛が散生してざらつき、裏面は淡緑色になり星状毛はない。葉柄は長さ3-7mmになり、毛はない〔〔。
花期は5-6月。枝先に狭い円錐花序をだし、やや下向きに白色の多数のをつける。花柄は細く、長さは2-6mmになり、毛はない。萼筒は直径約2mmになる半球形で、星状毛が散生する。花弁は5個あり、長さ0.7-1cmになる広倒披針形で毛はない。雄蕊は10個あり、花糸は長さが不ぞろいで、長いものは7-9mm、短いものは4mmになり、花糸は両側に翼状に広がり、翼の先端は広がってとがる。花柱は3-4個あり、長さ7-9mmになり離生する。果実蒴果で、直径3-4mmになる椀形になり、10月に熟す。種子は褐色で、長さ0.8mmになる狭長楕円形、片側に膜状の翼がある〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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