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ヒメグモ科 : ウィキペディア日本語版
ヒメグモ科[ひめぐもか]

ヒメグモ科(姫蜘蛛、Theridiidae)は、クモ目の主要な科のひとつである。不規則網を張るクモで、セアカゴケグモもここに含まれる。
== 概論 ==
ヒメグモ科のクモは、多くは左右よりも上下に大きい体を持つ。やや偏平なものもいるが、典型的なのは、丸く膨らんだ腹部と、上に伸ばして前に構えた前足をしている。
もっとも身近で見られるのは、オオヒメグモである。よく野外のトイレの片隅、石灯籠の屋根の下などに見られる。一見不規則に張った網の中ほどに、ぶら下がるようにして止まっており、袋のような卵嚢を一緒に網にぶら下げているのが見かけられる。また、ヒメグモもかなり身近に見られる種である。潅木の枝先などに巣を作り、ちょうど目の高さあたりに巣を作る為特に目に付きやすい。
このように、はっきりとした構造を説明しにくいような、周囲の足場から網の中央へ糸を引き纏めてあちこちで結び合わせたような網を不規則網、あるいはカゴ網と呼んで、ヒメグモ類の網の一つの典型と見なされている。しかし、これとは掛け離れた網や習性を示すものも多々あり、なかなかに変化にとんだ科である。
また、毒グモで有名なセアカゴケグモ等を含む科でもある。
オオヒメグモの巣は、時として大人をすっぽりと包み込むほどの大きさにまで発達し、
一年かかっても食べきれないような、驚くほど大きな獲物がかかることがあることでも知られる。
== 体の構造 ==
頭胸部は小さく、腹部はそれに比べて大きく膨らんでいる。腹背に偏平なものもあるが、多くはむしろ左右の方が幅が狭い。また、比較的細くて長い脚をしている。
頭胸部には通常は八個の目がある。配列は四眼二列で、目だった特徴は少ない。腹部は上に高く、丸っこいもの、糸疣の上のほうが高まるものが多い。オニグモ類のように腹部の前が幅広くなったり、肩に隆起があるものはあまりない。
他の科と区別できる共通の特徴としては、第四脚の附節の腹面に鋸歯状毛(輪郭が鋸歯状になった毛)が束になって生じる点が挙げられる。ただし、小型種では不明瞭な場合もあり、またホラヒメグモ科と共通する特徴でもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヒメグモ科」の詳細全文を読む




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