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ヒメナガメ
ヒメナガメ(姫菜亀、''Eurydema dominulus'')はカメムシ目カメムシ科の昆虫の一種である。ナガメより小型で、アブラナ科の植物の汁を吸う。学名''Eurydema pulchra'' (Westwood 1837) はシノニム。 == 性質 == 成虫は橙地に黒の紋(逆に言えば黒地に橙の条紋〔『日本原色カメムシ図鑑』(陸生カメムシ類)227頁。〕)を持つ。ナガメより模様が複雑である。胸部の黒紋はナガメには左右2つしかないが、ヒメナガメは前方に2つ、後方に4つが横に並んで計6つある。腹部背面の紋もヒメナガメのほうが複雑である。幼虫は外見から区別し難いほど似ている。 幼虫・成虫ともにアブラナ科の植物を食草とする。セイヨウアブラナ、ダイコン、キャベツ、カブ、ノザワナ、ハクサイ、コマツナ、カラシナ、ワサビのような野菜や、タネツケバナ、ナズナ、グンバイナズナ、イヌガラシ、コンロンソウのような様々な野草を含む〔Morimoto et. al. "Coexistence of the Two Closely Related Species ...", p437. カラシナ、ワサビ、イヌガラシ、コンロンソウは『日本原色カメムシ図鑑』(陸生カメムシ類)227頁。〕。 長野県伊那市の高遠での調査では、ヒメナガメは成虫で越冬し、年に3回発生する〔Morimoto et. al. "Coexistence of the Two Closely Related Species ...", p439-p440.〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヒメナガメ」の詳細全文を読む
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